海洋高校出身の横綱・大の里が大相撲・秋場所の千秋楽で豊昇龍との優勝決定戦を制し、2場所ぶり5回目の優勝を果たしました。横綱に昇進後、初めての優勝がかかる大一番に新潟県糸魚川市からも熱いエールが送られました。

9月28日、東京で行われた大相撲・秋場所の千秋楽。

この夏、横綱に昇進した海洋高校出身の大の里は本割りで完敗し、13勝2敗で並んだ横綱・豊昇龍との優勝決定戦に臨みました。

その大の里、実は今年8月、大相撲夏巡業で新潟に凱旋していました。会場に詰めかけた3500人から大声援を受けた大の里は…

【横綱 大の里】
「横綱として帰って来られてうれしい。たくさん声援をいただいたので、また9月場所に向けて頑張ります」

その決意を胸に挑んだ28日の大一番…2009年秋場所以来16年ぶりとなった横綱同士の優勝決定戦に、大の里の“第二のふるさと”糸魚川市からも大きなエールが送られます。

新横綱として臨んだ先場所は11勝4敗という悔しい結果に。「もう、あの経験は二度としたくない」と懸命に稽古に励んだと話す大の里。

運命の大一番で雪辱を果たすことはできるのか…見事、大の里が“寄り倒し”で勝利!しかし…

【会場アナウンス】
「大の里の足が返っているのではないかと物言いがつき協議した結果、大の里の足は返っていません。軍配通り、大の里の勝ちといたします」

軍配通り、大の里の勝利が確定すると、糸魚川市のパブリックビューイング会場でも大きな歓声が上がりました。

【パブリックビューイング会場】
「大の里、海洋高校万歳」

今年の夏場所後に横綱に昇進してから初めて賜杯を獲得した大の里。

【横綱 大の里】
「優勝決定戦は淡々とやることを意識して勝ちきることができた」

【見守ったファン】
「心臓が破けそうで。でも、勝ててよかった」

【見守ったファン】
「ホッとした。

最初負けたのでどうなるかと思ったが、勝ててよかった」

【海洋高校・相撲部の後輩】
「決定戦、怖がらず自分の相撲を取れていたのですごいと思った」

東西の横綱が活躍した秋場所。

【横綱 大の里】
「自分たち東西横綱が引っ張って、9月場所は盛り上がったんじゃないかと思う」

唯一無二の横綱を目指す大の里が角界をさらに盛り上げていきます。

編集部おすすめ