俳優の中村蒼(32歳)が、2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)に出演することが決定した。中村の大河ドラマ出演は、2013年放送の「八重の桜」以来、12年ぶり。


「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸が舞台。“江戸のメディア王”として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎を軸にした痛快エンタテインメントだ。脚本は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子が務める。

中村は、吉原を代表する引手茶屋・駿河屋(高橋克実)の実子であり、横浜流星演じる蔦屋重三郎の義理の兄・次郎兵衛役。

吉原に向かう手前の五十間道で茶屋の経営を任されてはいるが、実際の切り盛りは蔦重が行っている…蔦重はその軒先を借り、貸本屋も営んでいる。次郎兵衛は、流行りもの好きでお洒落に敏感、自由気ままな性格と、いわゆる「放蕩息子」な役どころだ。


今回の大河ドラマ出演について、中村は「今回演じる次郎兵衛はちゃんと働かず遊びなどに熱心な息子で、吉原の問題には常にどこか蚊帳の外ではありますが、重三郎が悩みもがいている時に同じ目線で悩み、同じ目線で喜びを分かち合う義兄だけど友のような存在だと思います。フラフラしている次郎兵衛ですが、どこか憎めずみなさんから愛される様な人物に出来るようにしたいと思います」と意気込みを語っている。