俳優の要潤(43歳)と、森崎ウィン(33歳)が、ペルノ・リカール・ジャパンのシングルモルトスコッチウイスキー「THE GLENLIVET(ザ・グレンリベット)」の対談企画「THE 初対面」に登場。俳優という仕事について、いまも「毎日不安」だと語った。


「ザ・グレンリベット」は、1824年にスコットランドのスペイサイド地方で初めて政府公認の蒸留ライセンスを取得して以来、“はじまりのシングルモルト”として世界中で愛され、2024年、創立から200周年を迎える。これを記念して対談企画「THE 初対面」が始動。第一弾に要と森崎が出演し、初対面の2人が「ザ・グレンリベット」を飲みながら自由に語り合った。

森崎が、俳優の先輩である要に「要さんも不安ないんですか? ってすごぐアバウトな質問なんですけど」とたずねると、要は「全然ありますよ。毎日不安ですしね」と回答。森崎はさらに「要さんは端から見てると仮面ライダーとかでどーんと出て、芯がザッと最初からあるように見えると言いますか。
どう自分と向き合ってきたのかなっていう」と質問を重ねる。

これに要は「でも結構、辞めようって思うことが何回かあった。もうできないから、お芝居が。悩むってことは、自分のお芝居が納得いかなかったりすることが多いじゃないですか。監督にいっぱいダメ出しされちゃったりとか、自分の中で成立してない時とかに、『いや、もうこれはもう無理だな』と思って辞めようと思ったことは何回かあって。でも俳優の辞め時って、もちろん仕事で何かオファーが頂けなかったらいつでも辞められるんですけど。
オファーを頂いちゃうと、こんな僕でもオファーを頂けるってことは現場に行っていいことなのかな、みたいな。ちょっと図々しいですけど。それで、その時悩んでた前の現場でちょっと悔しかった思いとか後悔してる思いとかっていうのを、次の現場でぶつけさせてもらって。恩返しじゃないですけど、やり抜くしかないなって。ちょっと割り切りながらずるずる、ずるずるですよ」と語る。

そして「ずるずるきてる感じですよ。
誰かが言ってたんですけどね、『仕事って辞めようって自分で決めるもんじゃない。周りがいて、『仕事がなくなった』とか『もう無い』、『自分が仕事ができない』って状態になって、周りから『もう辞めた方がいいんじゃない?(と言われたら)』と。自分で決めることじゃないんだと思って。運良く仕事がある時って、自分で引くと失礼に当たるじゃないですけど、せっかくオファーを頂いているのに『いや、僕、ちょっと辞めます』って言うのはさすがにないなと思って」「一応、オファーを頂いて、『こんな僕でも良ければ仕事させていただきます』っていう気持ちですね。そうすると自分にあまり期待してないから、あまり悩まないです」「毎回最後だと思ってます僕。舞台とかそうじゃないですか。
千秋楽で、これでぶっ倒れてもいいとか。出し切る感じですよね。たとえ3か月後の仕事は決まっていても、1年後の仕事とか決まってないじゃないですか。だから何かやってもあと3か月で終わりかっていう」「やっぱり安定を求めてないんでしょうね、自分の中で。なんかヒリヒリしてないと自分じゃないみたいな。毎日ヒリヒリ、『やべーっ』て思ってないと怠けちゃうような気がするんですね、自分が。
この仕事が多分ちょうど合ってるのかもしれないですね。1年後どうなるか分かっていない」と語った。