新曲「男船」は、北海道・江差を舞台に、津軽三味線とトランペットを中心に力強さと哀愁感を表現し、母親を想いながら荒波に立ち向かう漁師の男心を唄った曲。来年、芸道50年周年を控え、今の細川たかしの唯一無二の個性としての力強さと抜けの良い優しさを強調した本格演歌だ。
配信がスタートするとともに、衝撃的なジャケット写真が公開された。趣味のゴルフがプロ級の腕前として有名な細川だが、私服ではゴルフウェアを着ることが多いという。今作で着ている上下セットアップのジャージも細川のお気に入りゴルフブランドの一つで、大きくドクロ柄がデザインされたインパクトのあるウェアだ。価格はなんと13万円以上する高級ブランドである。
今年1月、ある写真週刊誌にコンサート終了後の細川がこのジャージ姿で会館を後にする写真が掲載されると、SNS上では、ステージ上の着物姿の“演歌歌手・細川たかし”とのギャップとそのインパクトの強さにより、ジャージ姿の細川をコラージュした画像が大量に作成され大バズリする現象となった。さらに細川たかし公認の弟子である、お笑い芸人のレイザーラモンRGは、師匠とおそろいのジャージを即購入し、同じポーズで撮影した写真を自身のSNSに投稿して話題になるなど、細川本人が全く予期していない反響を巻き起こした。
スマホを持たない細川はこのバズリについては全く把握していなかったが、スタッフから詳しい状況を聞くと、自身の新曲ジャケットのためにこのジャージを着て撮影することを提案。そして「男船」のタイトルにふさわしく、激しい荒波の中を大小たくさんの細川たかしが突き進む、かつてないデザインのジャケット写真が完成した。
当初は7月にCDリリースを予定していたが、少しでも早くファンに届けたい細川本人の強い要望により、5月22日より配信先行で発売することが決定。そして、先行配信にあたり、SNSでのシェアキャンペーンの実施も決定した。
すでに自身のコンサートでは「男船」を披露しているという細川。いつかこのジャージ姿で新曲を披露する日が来るのか注目される。