和歌山で清流として知られる日置川。この日置川町が“ご当地の名産物”としてアピールしているのが、日本初のアンチョビならぬ『あゆチョビ』と『あゆしょうゆ』だ。

あゆチョビとあゆしょうゆは、清流の日置川町で採れた良質のあゆをもっと広く知ってもらおうと、日置川町商工会を中心に試行錯誤を重ねて作り上げた逸品。日置川町のあゆは、釣り人の間では見た目も味も“一級品”と実はとても評価が高い。しかも、良質のタンパク質や脂質、ビタミンや無機質を含み、抗がん作用や若さを保つ効果などが期待できるといい、他地域のあゆよりもレベルが高い。

そして、開発されたあゆチョビは、あゆを2ヶ月間塩漬けしてオリーブオイルに漬け込んで熟成させたもの。一方、あゆしょうゆは、あゆチョビを製造する過程でできた成分エキスで作られている。

地元産のあゆでもっとご当地PRをしようと商品が開発されたのに続き、2010年秋には鮎料理のイベント「あゆ1グランプリ」が開催された。
そして、東京ビッグサイトでの「グルメ&ダイニングスタイルショー」などに参加して出品したところ、次々と引き合いが来るほどの好評を博した。さらに昨年から、アメリカ・ロサンゼルスと台湾・台北での海外進出も視野に入れて進めているところ。経済産業省による「JAPANブランド育成事業」にも3年連続で選定されている。

同商工会によると、あゆチョビは、パスタやピザなどに使って食べるのがおすすめ。あゆしょうゆはうま味調味料としてみそ汁やすまし汁などへの利用にピッタリという。

あゆチョビは(大)3150円/(小)735円、あゆしょうゆは735円。
問い合わせは、日置川ふるさと物産センター(0739-52-3878)まで。


 (Written by Aki Shikama)

 

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