好きなフルーツランキングでは、必ず上位にランクインする”いちご”。スーパーなどで、きれいな形や美しい色に惹かれ購入したものの、味が今ひとつだったことはありませんか。
【農家直伝!”いちご活”のススメ】大人女子をキレイにする!肌と腸を整えるいちごの栄養成分って?
教えてくれたのは、東京都立川市の「金子園」で、いちご栽培に取り組む金子倫康さん。
おいしい&新鮮ないちごの選び方
1.ヘタの王冠は、甘い&新鮮なサイン
2.先端が大きいものを、選ぶべし!
3.真っ赤なツブツブは、完熟の証
3つの目利きポイント、詳しく紹介していきましょう。
1.ヘタの王冠は、甘い&新鮮なサイン
「ヘタがきれいな緑色で、ピンと張っているいちごは間違いなく甘いです」と金子さん。
完熟期に入ったいちごは、王冠のようにヘタが反り返ってくるそうです。
また、収穫してしばらく経つと、ヘタから水分が失われていき、しんなりしてくるとか。
「こんな風にヘタと丸みがでる肩部分が離れているのも熟しているサイン。しっかりと熟しているか、新鮮かどうかは、ヘタを見るのが一番わかりやすいですね」(金子さん)
2.先端が大きいものを、選ぶべし!
「大きさや形でもいちごの甘さがわかります」と金子さん。
一般的には、いちごは大きいもののほうが甘くておいしいそうです。
「大味のように思われるかもしれませんが、大きいいちごは同じ苗のなかで最初に実った一番果(画像中央)です。だから栄養や糖分が詰まっています。とはいえ二番果や三番果の小粒でも熟しているものは、おいしいですけどね」(金子さん)
いちごは先から熟していくために、先端部分に糖分が蓄積されていきます。
「先がうっすらと赤くなっているのがわかりますか? 日当たりも多少は影響しますが、基本的には先から熟していきます」(金子さん)
「だから、先端の面積が大きいほど、甘みを感じる部分が多い。甘さを追求するなら、きれいにとがった円錐形より、先端が平べったい台形のいちごを選ぶといいですよ」と金子さん。
比べてみると、その差は歴然!
「いちごは熟してくると、ヘタに近い肩部分が膨らんできます。ゴツゴツとしているのも甘い証拠です」(金子さん)
選ぶ時は、なんとなく形がきれいなものを選んでしまいがちですが、形がいいから甘いってわけじゃないんですね。
3.真っ赤なツブツブは、完熟の証
また、ツブの色にも注目するといいとか。
一般的にスーパーなどで売られているいちごは、ツブが黄色っぽい(画像右)ものもありますが、実った状態で完熟したいちご(画像左)は、ツブまで赤い!
「いちごは収穫した後も赤くなりますが、追熟はしません。完熟いちごは傷みやすいので、スーパーなどではあまり見かけませんが、農産物直売所やいちご狩りなどに行った時は、ツブの真っ赤ないちごを選ぶといいですよ」(金子さん)
「いちごは熟すほどパンパンに膨らんでツブが沈んでいきます。するとツブがより赤く見えるようになるんです。完熟いちごは、濃厚な香りと、トロ~リとした甘みで別次元のおいしさ! ぜひ、一度味わって欲しいですね」(金子さん)
知っておくと役立つ!ミニ知識
いちご狩りで、上手にいちごを摘むコツも教えていただきました。
いちごの実を引っ張る人が多いのですが、そうすると実が潰れてしまうそうです。
まずは人差し指と中指にイチゴを挟みます。
そのまま軽くにぎり込むようにします。
手首を返しながらキュッとひねると簡単に採れます。
「特に熟しているものほど、スポッと採れますよ」(金子さん)
筆者も試したところ、驚くほど簡単に採れました。
金子さん流の選び方や摘み方を参考に、旬のいちごの魅力を味わってくださいね!
金子園 金子倫康(かねこ・ともやす)さん 母校である農業高校の実習助手などを経て就農。3代目の父・波留之さんと共にトマト、いちご、野菜全般(年間約30種類)を栽培している。自らが始めた土耕栽培のいちごに力を入れていて、本格的な出荷シーズンの1~5月はいちごにかかりっきり。”味が濃くておいしい”とファンが多い金子さんのいちごは、地元のみならずいちご王国・栃木県のお客さんから注文が入ることも。JA東京みどりの農産物直売所「みのーれ立川」などで販売中。
じつは、見た目がキレイすぎないいちごのほうが甘いという噂が! そこで、おいしいいちごを選ぶ際の3つのポイントを、東京都立川市で100年続く農家の4代目に教わりました。
【農家直伝!”いちご活”のススメ】大人女子をキレイにする!肌と腸を整えるいちごの栄養成分って?

教えてくれたのは、東京都立川市の「金子園」で、いちご栽培に取り組む金子倫康さん。
おいしい&新鮮ないちごの選び方
1.ヘタの王冠は、甘い&新鮮なサイン
2.先端が大きいものを、選ぶべし!
3.真っ赤なツブツブは、完熟の証
3つの目利きポイント、詳しく紹介していきましょう。
1.ヘタの王冠は、甘い&新鮮なサイン

「ヘタがきれいな緑色で、ピンと張っているいちごは間違いなく甘いです」と金子さん。
完熟期に入ったいちごは、王冠のようにヘタが反り返ってくるそうです。
また、収穫してしばらく経つと、ヘタから水分が失われていき、しんなりしてくるとか。

「こんな風にヘタと丸みがでる肩部分が離れているのも熟しているサイン。しっかりと熟しているか、新鮮かどうかは、ヘタを見るのが一番わかりやすいですね」(金子さん)
2.先端が大きいものを、選ぶべし!
「大きさや形でもいちごの甘さがわかります」と金子さん。

一般的には、いちごは大きいもののほうが甘くておいしいそうです。
「大味のように思われるかもしれませんが、大きいいちごは同じ苗のなかで最初に実った一番果(画像中央)です。だから栄養や糖分が詰まっています。とはいえ二番果や三番果の小粒でも熟しているものは、おいしいですけどね」(金子さん)

いちごは先から熟していくために、先端部分に糖分が蓄積されていきます。
「先がうっすらと赤くなっているのがわかりますか? 日当たりも多少は影響しますが、基本的には先から熟していきます」(金子さん)

「だから、先端の面積が大きいほど、甘みを感じる部分が多い。甘さを追求するなら、きれいにとがった円錐形より、先端が平べったい台形のいちごを選ぶといいですよ」と金子さん。

比べてみると、その差は歴然!
「いちごは熟してくると、ヘタに近い肩部分が膨らんできます。ゴツゴツとしているのも甘い証拠です」(金子さん)
選ぶ時は、なんとなく形がきれいなものを選んでしまいがちですが、形がいいから甘いってわけじゃないんですね。
3.真っ赤なツブツブは、完熟の証
また、ツブの色にも注目するといいとか。

一般的にスーパーなどで売られているいちごは、ツブが黄色っぽい(画像右)ものもありますが、実った状態で完熟したいちご(画像左)は、ツブまで赤い!

「いちごは収穫した後も赤くなりますが、追熟はしません。完熟いちごは傷みやすいので、スーパーなどではあまり見かけませんが、農産物直売所やいちご狩りなどに行った時は、ツブの真っ赤ないちごを選ぶといいですよ」(金子さん)

「いちごは熟すほどパンパンに膨らんでツブが沈んでいきます。するとツブがより赤く見えるようになるんです。完熟いちごは、濃厚な香りと、トロ~リとした甘みで別次元のおいしさ! ぜひ、一度味わって欲しいですね」(金子さん)
知っておくと役立つ!ミニ知識
いちご狩りで、上手にいちごを摘むコツも教えていただきました。
いちごの実を引っ張る人が多いのですが、そうすると実が潰れてしまうそうです。

まずは人差し指と中指にイチゴを挟みます。

そのまま軽くにぎり込むようにします。

手首を返しながらキュッとひねると簡単に採れます。

「特に熟しているものほど、スポッと採れますよ」(金子さん)
筆者も試したところ、驚くほど簡単に採れました。

金子さん流の選び方や摘み方を参考に、旬のいちごの魅力を味わってくださいね!

編集部おすすめ