【画像を見る】美しい…!クールな表情の吉沢亮さん
――シリーズ3作目『キングダム 運命の炎』がついに公開されます。
2作目(『キングダム2 遥かなる大地へ』)より相当面白かったっていうのが素直な感想です。『2』ももちろん素晴らしかったんですけど、今回は物語がより濃厚で、アクションもさらにパワーアップしていて、映画としての完成度や満足度がより高まった気がします。
――映画『キングダム』3作目にして、紫夏編(嬴政の知られざる過去が明かされる章)が描かれると知ったときはどのようなお気持ちでしたか?
出演が決まる前から、もともと原作は好きで読んでいて、特に紫夏編は好きなエピソードだったんです。紫夏編の嬴政はまだ子どもですけど、1作目(『キングダム』)を撮っていたときから、もし続編で紫夏編を撮ることがあれば子役に任せるのではなく、絶対に自分でやりたいという思いが強かったので、実際に演じさせてもらえるとなったときはやっぱりうれしかったです。
――実際、演じてみていかがでしたか?
今回やっと実際にあのエピソードを演じられて、溜まっていたものが消化されたような感覚はありました。もともと自分の中にあったものが、ようやくちゃんと形になったなと。紫夏編は、1作目のときから僕の中に大きな存在としてあって、そこありきの嬴政という意識は常に持って演じていたので。

――紫夏役の杏さんとは、共演されていかがでしたか?
杏さんになりそうと聞いたときに、「うわ、めちゃくちゃぴったりの人がいる」と思って。原作から飛び出してきたようなハマり役だなと。「ああ、紫夏がいた」って思いました(笑)。ただ、原作の紫夏編の嬴政は9歳の設定なんです。それを僕が演じるわけで、杏さんと僕はそんなに年齢が変わらないから、観る方に違和感があったら嫌だなっていう不安もありました。
”王”として成長した嬴政を見せたい
――王騎役の大沢たかおさん、呂不韋役の佐藤浩市さんなど、豪華なキャストを前にした王宮でのシーンも印象的ですが、王を演じるうえで心がけたことは?
若い嬴政は王としては舐められている存在ではありますが、映画を観ている人には、ちゃんと対等に見えなきゃいけない。その説得力はどうやったら出るのかを意識しながら演じていました。大人数の前で僕だけが玉座に座っていて、一斉に見られるとすごく緊張するので、それをどうにか緊張しないようにする。広いセット内にいる全員に届くけど、そんなに張っていない声を出す。なんかもういろいろ意識しながら、ずっと喉にいいお茶を飲んでいました(笑)。
――今後も含め、嬴政の王としての成長はどう見せたいと思いましたか?
僕自身、まだまだ成長していると信じたいですし、その分、成長した嬴政を見せたいという思いはあります。1作目を撮ったときから比べて自分の年齢も上がっていますし、そういう意味では当時精一杯で表現していたものが、今だったらもうちょっと余裕を持ってやれている部分もあるでしょうし。でも一方で、やっぱり『キングダム』なので、あんまり余裕とか考えずに、そのときの全力でやっていきたいっていう気持ちもありますね。
――原作もので人気のあるキャラクターを演じるときに大事にしていることは?
そのキャラクターを愛することです。

”16時間断食ダイエット”で見た目が戻った!?
――多忙な日々の中で、食生活や健康管理で気をつけていることは何でしょうか?
16時間断食ダイエットをやっています。24時間のうち、16時間は水やお茶以外は何も食べないで、あとの8時間で食事を自由に取るっていう方法なんですけど。僕は、大河ドラマの撮影で10kgくらい体重を増やして、撮影終了後にすぐに落としたんですが、見た目があんまり変わらなくて。それで、どうしたら見た目も戻るのかな~と思っていたところ、それを試したらすぐに元に戻ったんですよ。それ以来続けていますけど、体調もいい気がします。
――お仕事のモチベーションを維持するためのご褒美メシを教えてください?
お寿司じゃないですかね。ネタはカニもおいしいけど、一番はウニかな。
海釣りに挑戦したい!
――お仕事でもプライベートでも、今後の目標があれば教えていただけますでしょうか?
目標か……、釣りがしたいです。釣りがしたいんですけど、魚に触れないので、まずそこを克服したいなと(笑)。魚に触ることができるようになったら、絶対に釣り自体は好きなはずなので。
※吉沢亮さんインタビューは、月刊誌『家の光』2023年9月号にも掲載されます。
http://www.ienohikari.net/press/hikari/yokoku/