水槽で金魚と野菜を一緒に育てる⁉おうちで循環型農業が体験できる水槽『さかな畑』を試してみた!【シン・東京農ライフ】
苔テラリウムってどんなもの?

”テラリウム”とは、容器の中で湿度を保ちながら、動植物を育てる方法です。
石河さん曰く、苔テラリウムは「ガラス容器の中で育てる小さな苔の森」のようなイメージだそう。
苔は他の植物と比べて、強い光を必要としないので、室内でも簡単に育てることができるのだとか。
リビングやデスクに置いておけば、苔が少しずつ成長する様子に癒されそうですね♪
初心者キットなら、すぐ出来る!
苔や材料などは、園芸センターや100円ショップなどでも手に入るそうですが、今回は、苔テラリウム専門のオンラインショップ「道草michikusa」で初心者向けキットを購入しました。
わたしが取り寄せたのは、「はじめての苔テラリウム作り ガラスキャニスターで作る苔テラリウム作製キット(5500円)」。
コンパクトな段ボール箱に入って届きました!

中身は次の通り。
・ガラスキャニスター(直径10cmx高さ10cm)
・苔3種類 (高さの違うものが3種類入っています)
・溶岩石(大・小)2個
・苔テラリウム作製用SOIL(土)
・富士砂
・育て方説明書

苔は、左からホソバオキナゴケ、コツボゴケ、ヒノキゴケの3種が入っていました。

キットの他に、ハサミ、ピンセット(長めの方が使いやすいと思います)、霧吹き、水差し、スプーンを用意しましょう。
わたしは、ハサミ以外の道具は、すべて100均で揃えました!

いよいよ制作開始!
1.ガラスキャニスターに土を入れます。

容器を持って軽くゆらし、土を平らにします。

2.溶岩石を配置します。
指で石をつまみ、砂にしっかり押し込みます。

3.水差しで、土と石に水をかけて湿らせます。
水を入れすぎた場合は、スポイトなどで吸い取った方がよいそうです。

4.苔を配置します。
ヒノキゴケ
ピンセットでつまめるくらいの量を取って揃え、長い茎はハサミで切ります。
苔の葉の部分を反対の手でつまむと、切りやすいです。

ピンセットを茎にそわせるようにしてつまみます。

土にピンセットごとしっかりさし、ピンセットだけそっと抜きます。

ピンセットを抜くときは、苔を指先などで押さえると抜きやすいです。
ホソバオキナゴケ
ピンセットでつまめるくらいの量を取り、根についた土やゴミをピンセットで落とします。

苔の葉を反対の手でつまんで作業するとやりやすいです。

植える方を下にしてピンセットでつまみ、土にピンセットごとしっかりさします。

細長い棒(わたしはスプーンの柄の先を使いました)などで苔を押さえながら、ピンセットだけそっと抜きます。

コツボゴケ
ホソバオキナゴケと同様に、ピンセットでつまめるくらいの量を取り、根についた土やゴミを落としてから、土に植えます。
茎が長ければカットしてもOKです。

同様にして、苔をどんどん植えていきます。
苔が成長することを考えて、間隔に余裕をもたせて植える方がよいそうです。
また、容器すれすれの場所に植えないことが、キレイに仕上げるポイントだそうです。
こんな感じで、苔の配置は完了!

5.富士砂をスプーンで土の表面にまきます。

苔の周りは、ピンセットなどで苔をよけるようにしてまきます。

まんべんなく砂をまきました。

6.霧吹きで全体をたっぷり湿らせます。

フタを閉めて完成!

初めて作りましたが、キットの材料を配置するだけだったので、とても簡単でした。
どんな風に苔を植えるか、考えながら作業するのがとても楽しかったです!
われながら、大満足の出来栄え♪

苔のみずみずしい感じが、なんだか涼し気です。
小さな苔の森がガラス容器にすっぽり収まっている感じ。
この森が、これからどんな風に育っていくのでしょうか…。

ガラスを隔てたところに、別世界が静かに存在しているよう。
うん。眺めているだけで癒される~。
「苔テラリウム」の育て方
〇置き場所
苔テラリウムは、室内の直射日光が当たらない明るい場所に置きましょう。
明るさは、文字が読める程度で十分。LEDや蛍光灯でも育てることができます。

〇水やり
2~3週間に一度、霧吹きで水を与えましょう。
苔は葉から水を吸収するので、水を苔全体にかけ、土が湿った状態を保つようにします。

水がたまると、苔が傷むので、余分な水はスポイトなどで吸い出しましょう。
〇換気
ときどき、5分くらいフタを開けて換気すると、苔が丈夫に育ちます。
苔が細く伸びる時は、換気によって改善することができます。

いかがでしたか?
ちなみに石河英作さんは著書『はじめての苔インテリア』を2023年5月に出版。こちらには、苔テラリウム以外にも、苔を楽しむさまざまなアイデアが紹介されています。この機に苔の虜になってしまいそう…♡
苔テラリウム、一度試してみたら、苔の世界の虜になりますよ♪子どもの夏休みの自由研究にもよさそう。ぜひトライしてみてください!
