こんにちは!東京都八王子市・中西ファームの管理栄養士ファーマー・荒井です。みなさん、「葉しょうが」って食べたことありますか?年中スーパーで売っている「根しょうが」とは違い、葉っぱが付いていてみずみずしく、主に生食や甘酢漬けで食べます。
都内でも”シャイン”狩りできる!?覚悟をキメて栽培スタートした農園に突撃してきた♪【八王子市中西ファーム】
「葉しょうが」ってどんな野菜?
中西ファームでも葉しょうがを作っていて、これは「江戸東京野菜」にも認定されている「八王子ショウガ」という歴史ある野菜なんです。うちでは「八王子黄金しょうが」という名前で売り出しています。
左が根しょうが。右が中西ファームで育てている葉しょうが(通称:八王子黄金しょうが)。
違いが分かりやすいように、八王子黄金しょうがと、一般的な根しょうがを並べてみました~。
結構大きさと色味が違いますね。
根しょうがは、秋に収穫して貯蔵してあるものが通年出回っていて、繊維質で辛味が強いのが特徴です。
一方、八王子黄金しょうがの旬は8~10月。新しい根を葉付きのまま収穫して販売しています。葉しょうがというその名の通り、葉の鮮やかな緑色、茎の付け根の紅色が印象的。瑞々しく爽やかな辛味が特徴です。試しにパキッと割ってみると…
じゃーん!中はこんなに黄色いんですよ♪ウコンにちょっと似てますよね。
皮が薄くて筋っぽさがなく、刺激的というより爽やかな辛味なので、フレッシュなしょうがの味わいを楽しみたい人にぴったり。
肉巻きにしたり、甘酢に漬けたりと食べ方はいろいろあるのですが、しょうがの風味をダイレクトに味わうなら、生で食べるのがおすすめです!
そんなわけで、今回教えるのはお酒が好きな人にもおすすめのレシピ、超簡単「八王子黄金しょうがの味噌マヨディップ」。しょうがの下処理の仕方にも注目してくださいね!
おつまみにピッタリ♪「八王子黄金しょうがの味噌マヨディップ」
材料(作りやすい分量)
八王子黄金しょうが…1株
[A]
みそ…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1
作り方
1.八王子黄金しょうがの茎と葉をキッチンばさみで切り落として、よく洗い、食べやすいように茎ごとに手で割る。
持ちやすいように、茎は10cmほど残してくださいね!
画像のとおり、茎は中身が詰まってて硬いので、包丁よりもキッチンばさみで切ったほうがラクに処理できます。
ちなみに、茎からもちゃんとしょうがの香りがするんですよ~。切った後にぜひ嗅いでみてくださいね。
2.包丁の背で皮を軽く削ぐ。
辛いのが好きな方は洗うだけでもOK。皮が薄いからこそできる剥き方です♪
3.みそとマヨネーズを混ぜ合わせたら、2と一緒に盛り付けて完成。
茎が付いてるから持ちやすいし、見栄えもします。
味噌マヨディップを付けたら、思い切ってガブッと噛んでください!
鮮烈で爽やかな辛味の後に、味噌マヨディップのコクが加わって、たまらないおいしさなんです。
僕も家でよく作るのですが、シャクシャクポリポリ止まらなくなって、お酒もかなり進んじゃいます(笑)。
初めて食べる方は、皮をしっかり剥いて、ディップを多めに付けるのがおすすめ。
しょうがの風味がしっかり感じられながらも、辛味は少し穏やかになります。
根しょうがとは一味違う、スッとするような辛味とみずみずしい食感はやみつきになること間違いなし!
5分くらいあればできるので、ちょっと簡単なおつまみが欲しいっていう時もおすすめ。
ぜひ作ってみてくださいね!
「八王子ショウガ」はどうやって広まった?
実は、「八王子ショウガ」って80年以上の歴史がある野菜なんです。
昭和初期に、八王子市加住町の生産者である村内米吉氏の祖父が、近所で桶屋を営んでいた森田弁吉氏から譲ってもらったのをきっかけに栽培が始まります。
元々は森田氏が、あきる野市にある二宮神社の「生姜祭り」に足を運んだ際に、しょうがを売っていた店主が閉店間際に分けてくれたのだそうです。
たまたまもらった野菜が、長い間地域で受け継がれているって、よく考えるとすごいですよね!
そんな歴史もあって、「八王子ショウガ」は「江戸東京野菜(※)」にも認定されています。
※江戸東京野菜とは、江戸期から昭和中期(40年代)にかけて東京で親しまれてきた、在来種の野菜のこと。昔は種苗の大半を「育てた野菜から自分で種を採る」「近隣から分けてもらう」という方法で手に入れるのが中心だったので、特定の地域でしか栽培されていない個性豊かな野菜が多くありました。
中西ファームでも先祖代々引き継いできた、八王子黄金しょうがを毎年栽培しています!
秋の終わりには、来年のための種生姜をしっかり確保。4~5月頃に植え付け、8~10月に葉しょうがとして出荷します。
直売会にも出してるので、今年会えなかった方はぜひ来年を楽しみに待っててくださいね!
https://nakanishifarm.jp/
中西ファーム
東京都八王子市で江戸時代から続く農家の7代目、中西雅季さんを中心に、4ha(ヘクタール)の農地で年間約100種類の野菜を栽培している農業法人。
詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja
生で食べる場合はみそが定番ですが、もっとおいしい食べ方があるんですよ~!夏から秋にかけてしか食べられないレアな野菜で、新しい味を発見してくださ~い!
都内でも”シャイン”狩りできる!?覚悟をキメて栽培スタートした農園に突撃してきた♪【八王子市中西ファーム】
「葉しょうが」ってどんな野菜?
中西ファームでも葉しょうがを作っていて、これは「江戸東京野菜」にも認定されている「八王子ショウガ」という歴史ある野菜なんです。うちでは「八王子黄金しょうが」という名前で売り出しています。

左が根しょうが。右が中西ファームで育てている葉しょうが(通称:八王子黄金しょうが)。
違いが分かりやすいように、八王子黄金しょうがと、一般的な根しょうがを並べてみました~。
結構大きさと色味が違いますね。
根しょうがは、秋に収穫して貯蔵してあるものが通年出回っていて、繊維質で辛味が強いのが特徴です。

一方、八王子黄金しょうがの旬は8~10月。新しい根を葉付きのまま収穫して販売しています。葉しょうがというその名の通り、葉の鮮やかな緑色、茎の付け根の紅色が印象的。瑞々しく爽やかな辛味が特徴です。試しにパキッと割ってみると…

じゃーん!中はこんなに黄色いんですよ♪ウコンにちょっと似てますよね。
皮が薄くて筋っぽさがなく、刺激的というより爽やかな辛味なので、フレッシュなしょうがの味わいを楽しみたい人にぴったり。
肉巻きにしたり、甘酢に漬けたりと食べ方はいろいろあるのですが、しょうがの風味をダイレクトに味わうなら、生で食べるのがおすすめです!

そんなわけで、今回教えるのはお酒が好きな人にもおすすめのレシピ、超簡単「八王子黄金しょうがの味噌マヨディップ」。しょうがの下処理の仕方にも注目してくださいね!
おつまみにピッタリ♪「八王子黄金しょうがの味噌マヨディップ」

材料(作りやすい分量)
八王子黄金しょうが…1株
[A]
みそ…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1
作り方
1.八王子黄金しょうがの茎と葉をキッチンばさみで切り落として、よく洗い、食べやすいように茎ごとに手で割る。

持ちやすいように、茎は10cmほど残してくださいね!
画像のとおり、茎は中身が詰まってて硬いので、包丁よりもキッチンばさみで切ったほうがラクに処理できます。
ちなみに、茎からもちゃんとしょうがの香りがするんですよ~。切った後にぜひ嗅いでみてくださいね。

2.包丁の背で皮を軽く削ぐ。

辛いのが好きな方は洗うだけでもOK。皮が薄いからこそできる剥き方です♪
3.みそとマヨネーズを混ぜ合わせたら、2と一緒に盛り付けて完成。


茎が付いてるから持ちやすいし、見栄えもします。
味噌マヨディップを付けたら、思い切ってガブッと噛んでください!
鮮烈で爽やかな辛味の後に、味噌マヨディップのコクが加わって、たまらないおいしさなんです。
僕も家でよく作るのですが、シャクシャクポリポリ止まらなくなって、お酒もかなり進んじゃいます(笑)。

初めて食べる方は、皮をしっかり剥いて、ディップを多めに付けるのがおすすめ。
しょうがの風味がしっかり感じられながらも、辛味は少し穏やかになります。
根しょうがとは一味違う、スッとするような辛味とみずみずしい食感はやみつきになること間違いなし!

5分くらいあればできるので、ちょっと簡単なおつまみが欲しいっていう時もおすすめ。
ぜひ作ってみてくださいね!
「八王子ショウガ」はどうやって広まった?

実は、「八王子ショウガ」って80年以上の歴史がある野菜なんです。
昭和初期に、八王子市加住町の生産者である村内米吉氏の祖父が、近所で桶屋を営んでいた森田弁吉氏から譲ってもらったのをきっかけに栽培が始まります。
元々は森田氏が、あきる野市にある二宮神社の「生姜祭り」に足を運んだ際に、しょうがを売っていた店主が閉店間際に分けてくれたのだそうです。
たまたまもらった野菜が、長い間地域で受け継がれているって、よく考えるとすごいですよね!

そんな歴史もあって、「八王子ショウガ」は「江戸東京野菜(※)」にも認定されています。
※江戸東京野菜とは、江戸期から昭和中期(40年代)にかけて東京で親しまれてきた、在来種の野菜のこと。昔は種苗の大半を「育てた野菜から自分で種を採る」「近隣から分けてもらう」という方法で手に入れるのが中心だったので、特定の地域でしか栽培されていない個性豊かな野菜が多くありました。

中西ファームでも先祖代々引き継いできた、八王子黄金しょうがを毎年栽培しています!
秋の終わりには、来年のための種生姜をしっかり確保。4~5月頃に植え付け、8~10月に葉しょうがとして出荷します。
直売会にも出してるので、今年会えなかった方はぜひ来年を楽しみに待っててくださいね!
https://nakanishifarm.jp/

東京都八王子市で江戸時代から続く農家の7代目、中西雅季さんを中心に、4ha(ヘクタール)の農地で年間約100種類の野菜を栽培している農業法人。
「みんなが自然に集まり楽しめる農園」を目指し、毎週土日の直売会で販売するほか、マルシェ(農産物などの販売市)にも積極的に参加。レンタルスペース「雑荘」など、農業の枠にとらわれない活動も注目を集めている。
詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja
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