焼き肉のタレで味付けてコーラで煮込んで…「ルーローハン」に挑戦！長時間煮込んだ風の奥深い味わい

管理栄養士のともゆみです。台湾の代表的な料理のひとつ、ルーローハン。豚バラ肉を甘辛く煮込んでご飯にかけたものですが、独特のスパイスが効いていてクセになっちゃうおいしさですよね。そんなルーローハンを自宅で、しかも超簡単に作れるレシピをエバラ食品公式で見つけました。どうやら焼肉のたれとコーラを使うみたい。家で手軽に作れるなら…ということでさっそく挑戦です♪

コーラが沸々する鍋で手羽先焼いてみた♪身がホロホロ♡甘じょっぱい濃厚BBQソースで無限にイケる

エバラ黄金の味で「ルーローハン」を作ってみた！

【材料】（1人分）
豚バラブロック肉…100g
コーラ…1/3カップ（70ml）
ご飯…200g（どんぶり1杯分）
ゆで卵…適量　※今回は1個使用
青ねぎ（小口切り）…適量

〈漬けダレ〉
エバラ黄金の味辛口…大さじ2
五香粉…小さじ1/4
しょうが（チューブ）…小さじ1



【作り方】
1.豚バラ肉は1cm角に切ります。



2.1をジッパー付き保存袋に入れ、漬けダレの材料を加えて、袋の上からもみ込み、15分以上漬け込みます。実際に漬け込んだ時間は15分です。



3.鍋にコーラを入れて中火にかけます。沸騰したら2を入れます。



4.フタをしてやや弱火にし、10分ほど煮込みます。
実際は7分くらいでたれが少なくなってきてとろっとしてきたので、そこで火を止めました。



5.器にご飯を盛り付け、4の豚バラ肉を煮汁ごとかけます。半分に切ったゆで卵を添えて、青ねぎをかけて出来上がりです。



五香粉香る深い味わい



おぉ、おいしい！甘辛味の豚バラ肉がご飯によく合い、思わずかき込んで食べちゃいますね。五香粉がよく香っていて、異国情緒漂います。黄金の味によって、甘辛味は単なる砂糖としょうゆの味ではなく、辛さもありつつフルーティーで深みのある味を醸し出しています。豚バラ肉はコーラに含まれる炭酸のおかげでやわらかく仕上がっていますよ。長時間煮込んだようなやわらかさと奥深い味わいです。これだけ少ない材料なのに、この味が出るってすごい。

エバラ食品公式SNSではこの「ルーローハン」をキャンプ飯として紹介しています。もし、キャンプでやるなら、豚バラ肉をたれに漬け込むところまでを自宅で済ませてから持っていくと、現地で調理しやすいとおすすめしていました。

豚肉の栄養素

豚肉は、必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、たんぱく質の一種であるコラーゲンや、鉄などのミネラルも豊富です。たんぱく質は体を構成するために欠かせない大事な成分。コラーゲンは肌の老化を防いでツヤやハリを保ち、鉄は貧血を予防・改善する働きがあります。また、豚肉は糖や脂肪の代謝に欠かせない成分、ビタミンB1、B2が非常に豊富な食材です。アルコール、甘いお菓子、揚げ物を多く摂る人は不足しがちな成分なので意識して摂ることをおすすめします。ただし、豚肉にも脂肪が多く含まれている部位もあるため、注意が必要です。一度にたくさん食べない、脂肪の少ないももや赤身の部分を選ぶ、調理法を選ぶ（さっと茹でる、魚焼きグリルで焼いて脂を落とす）などの工夫で対処できます。

ルーローハンってコトコトと長時間煮込むイメージでしたが、これなら短時間で出来ちゃいますね。黄金の味＋コーラという、思いつかない発想で、見事コクのある甘辛味に仕上がりました。黄金の味は今回辛口を使いましたが、辛さがあるので、子どもが食べる場合は甘口を使うといいと思います。また、五香粉でも八角の香りがしますが、他の香りも混ざっているので、八角の香りを強調したい場合には、八角をプラスしてもいいかなと思いました。簡単に出来るのでぜひお試しくださいませ。

参考文献：
病気にならない人の食べるクスリの本　監修　板倉弘重　永岡書店