街なかを歩いていると、きれいな花に出合う季節になりましたね。実は、花というものは、しっかり手入れされてこそ美しく咲き誇ります。
手入れするのは、個人の趣味だったり、地域のボランティアだったり、学校の取り組みだったり…と様々。今回は、そんな花を育む取り組みを顕彰する「全国花のまちづくりコンクール」をご紹介します。コンクールで入賞した活動の写真を眺めながら、その取り組みを紹介していきますよ。ああ観ているだけで癒される~♪

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観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪

愛知県碧南市「咲かそうひまわり」の取り組みより

「全国花のまちづくりコンクール」は、2024年で34回を数える全国規模のコンクールです。

1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」がコンクール開催のきっかけ。博覧会の基本理念である「自然と人間との共生」を継承・発展させ、「花と緑にあふれる国づくり」を推進すべく、農林水産省と国土交通省が提唱して1991年に始まったそうです。


長い歴史のあるコンクール、さっそく2023年の受賞作を見てみましょう!
(※記事トップのチューリップの写真は、「天浜線 人と時代をつなぐ 花のリレー・プロジェクト」の取り組みです)

抜群のデザイン力!黒部市立若栗小学校

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


うわあ、すごい!まるで、ヨーロッパの庭園を思わせるこの花壇があるのは、富山県の黒部市立若栗小学校です。…って、小学校!?しかも花壇のテーマとデザインは、子どもたちの発案だとのこと(驚)。
創立150周年を迎えた同小学校では、1978年に新校舎が完成した際「草花、自然との触れ合いを通して子どもたちの情操を豊かに」という願いを込め、学校と保護者が一体となって花壇づくりをスタートさせました。今では「フラワーランド」の愛称で、地域の人々にも親しまれているそう。
うんうん、こんな場所が身近にあったら、自慢しちゃうなあ。そして毎日、通ってしまいそう。


人の心を動かす花畑「天浜線 人と時代をつなぐ 花のリレー・プロジェクト」

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


こちらは、ナチュラルテイストのお花たち。静岡県浜松市の「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」に参加したみなさんが、丹精を込めて育てました。
活動の目的は、過疎化が進む天浜線沿線に花を植え、地域の振興を図ること。協力団体も増え、観光産業への寄与も視野に入ってきたそうです。
花を植えることでペットボトルや空き缶などの投げ捨てもなくなり、地域住民の散歩コースとして明るいまちづくりにも役立っているとのこと。
花には人の心を動かす力があるのですね。


気品あふれるお花たち「緑花クラブKOBE」

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


色にも配置にも気品が感じられる花壇は、兵庫県神戸市「緑花クラブKOBE」が手掛けました。市が主催したガーデナー養成講座を修了した受講生有志による活動で、丁寧な花壇づくりが地域でも高い評価を得ているそう。写真からも、その雰囲気が伝わってきますよね。
同じ花でも植え方によって雰囲気が変わる、それもお花の魅力です!

アイテム使いで見せ方を工夫!西川新吾さんの取り組み

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


2001年にハンギングバスケットマスターの資格を取得し「花の魅力を多くの人に伝えたい」と活動する滋賀県近江八幡市・西川新吾さんが手掛けたお花。荷車風のオブジェやベンチなど、アイテムをうまく活用して花の美しさを引き立てています。
こういう光景、本当に憧れる♪

ビタミンカラーのパワー全開!「特定非営利活動法人田原菜の花エコネットワーク」

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


こちらは、種類よりも花の本数で勝負!愛知県田原市の「特定非営利活動法人田原菜の花エコネットワーク」では、市の花・菜の花を活用して、花のあるまちづくりに取り組んでいます。
遊休農地を中心に植えられているのは、なんと1000万本(!)もの菜の花。ひまわりも組み合わせて、美しい景観を創出しています。

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


黄色は、ビタミンカラー。見ているだけで、エネルギーをもらえますね!

ほかにも、すてきな取り組みがたくさん。

花育てのアイデアは無限大!!

観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


新潟県の長岡市立桂小学校では、学校をオープンガーデンとして一般公開しているそうですよ♪35名の児童全員で、花壇のデザインをしているんですって。花を通じて、地域の方と交流するなんてすてきですね。


観ているだけで心が和む…♡「全国花のまちづくりコンクール」入賞作を眺めてみた!お花を育ててみたくなる♪


こちらは、秋田県鹿角市・大湯「パンジーの会」の取り組み。お花の写生をした子どもたちの嬉しそうな顔といったら!見ているこちらまで幸せな気持ちになりますね。

心に潤いを与えてくれる花、やっぱいいわぁ。わたしも、育ててみる。そして、コンクールに応募する!(決意宣言)

ちなみにこのコンクールは、花の量や見栄えを競うのではなく、花を育むことで、人と人のつながりを強めたり、地域のコミュニティづくりに貢献したりすることを重視しているんですって。
確かに、花を育てれば心が和んで、ご近所さんとの会話も弾みそうですものね♪

さっそく、花の種と苗を買いに行ってきまーす!

全国花のまちづくりコンクール花と緑にあふれる国づくりを推進するために、1991年から「花のまちづくりコンクール推進協議会」の主催で行われている取り組み(事務局・公益財団法人日本花の会)。
「優れた活動を育てる・拡げる」「"花の社会性"を生かす」ために、花のあるまちづくりの取り組みを顕彰している。「市町村」「団体」「学校」「個人」「企業」の5部門で応募できる。

第34回の締め切りは、2024年6月15日(土)。下記サイトから応募用紙がダウンロード可能。
https://www.hananokai.or.jp/city/city-contest/