いちごスプーンってご存じですか?スプーンの裏が平らで小さな突起があって、いちごを潰して食べるときに使うスプーンです。昔は当たり前のように家にあったのですが、最近はいちごを潰して食べることも少なくなってますよね。
さて、ニッカウヰスキー公式さんから、いちごにバニラアイスにウイスキーというまたまた挑戦的な提案がありましたよ。ということは、あのスプーン使えますよね?さっそく作ってみました!

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ニッカウヰスキー【公式】の「生いちごアイスウイスキー」の材料と作り方

【材料】※1人分
・ブラックニッカ…適量
・いちご…適量(今回9粒使用)
・バニラアイス…適量

【いちごスプーン持ってるか!?】苺を潰して潰して…バニラアイスをオン!ウイスキーかけて食べてみて♡


【作り方】※調理時間:3分
1. いちごをスプーンで潰し、8割程度を器に盛りつけます。

【いちごスプーン持ってるか!?】苺を潰して潰して…バニラアイスをオン!ウイスキーかけて食べてみて♡

※最後に上にも乗せるので、少しだけ残しておきます。

2. 真ん中にバニラアイスを丸く乗せます。さらに残しておいたいちごを上に乗せ、ウイスキー(ストレート)を添えて出来上がりです。好みでウイスキーをかけて食べてください。

【いちごスプーン持ってるか!?】苺を潰して潰して…バニラアイスをオン!ウイスキーかけて食べてみて♡

※ミントの葉(分量外)など、ちょっと緑を添えるときれいです。

いちごの赤とバニラアイスの白だけで、素敵なデザートと思いきや、茶褐色のウイスキーが大人の彩を添えてくれます。実はウイスキーの香りの素でもあるバニリンという成分は、バニラアイスに使われる香料にも含まれているので、バニラアイスとウイスキーはとても相性がいいのです。さらにいちごの甘みと酸味が加わることでちょっと複雑な、でも爽やかなデザートに変身。潰れたいちごの果肉の食感は丸ごと食べるのとは違って柔らかく、すぐに甘みが口に広がります。そこにウイスキーのスモーキーな味が加わって、まさにおしゃれで大人なデザートです。


かつては一家に必ず?1本はあったいちごスプーンですが、実は日本で生まれたスプーンです。1960年頃のいちごは酸味の強いものが多かったため、潰して牛乳と砂糖と一緒に食べるという食べ方が流行りました。普通のスプーンでいちごを潰そうとすると、丸いもの同士なのでなかなかうまく潰せません。そこでいちごの形状に合わせて、かつ滑りにくいように作られたのがいちごスプーンです。いちごを潰すだけのために作ってしまうというところが、日本人だなぁと思います。でもその後いちごの品種改良が進んで甘いいちごがどんどん作られるようになって、いちごスプーンは次第に忘れ去られていきました。

今ではいくつもの甘いブランドいちごがありますが、わたしが子供の頃は「いちごはいちご」であって食べていたのがブランドいちごだったのかなんて全く記憶にありません。子供心に、いちごスプーンでいちごを潰すという行為自体が楽しかったような気もします。そういえば、牛乳の代わりにコンデンスミルク(練乳)をかけていたような気もします。それはそれで贅沢なおやつだったんですね。

いちごスプーンでないと潰しにくいかもしれませんが、おしゃれでおいしい大人デザートができますので、ぜひ作ってみてください!
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