14年ぶりにアニメ化した『ひぐらしのなく頃に』。物語だけでなくOP&EDにも重要なネタバレがあると、さまざまな考察が盛り上がっています。特に新ED「不規則性エントロピー」のジャケットにファンは騒然?

同人ゲームを原作に、2006年に初めてアニメされた『ひぐらしのなく頃に』(以下『ひぐらし』)。2020年10月、『ひぐらしのなく頃に業』として再アニメ化し再び人気に火がつきました。

『ひぐらし』には以前から楽曲に伏線が含まれていると言われており、今作『業』のOP&EDにもさまざまな考察が飛び交っています。
特に新ED曲「不規則性エントロピー」のジャケットには重要なヒントが……?今回は歌詞、映像、ジャケットなどの面で、盛り上がっている考察を紹介します。

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『ひぐらし』OP&EDに数々の伏線が…沙都子と詩音は共犯か?...の画像はこちら >>
昭和58年初夏。人口2千に満たない寒村、雛見沢で起こる惨劇―――。 原作:竜騎士07「ひぐらしのなく頃に」新プロジェクト TVアニメ好評放送中!

【1】OP「I believe what you said」は沙都子視点?謎のふたりは…

亜咲花さんが歌うOPテーマ曲「I believe what you said」。
この曲は一部で「沙都子視点ではないか?」と言われています。

今作では不審な言動が多く、梨花と同じくループしているのでは?とずっと注目されてきた沙都子。それが先日放送された『猫騙し編』でほぼ確定してから、この曲の歌詞が沙都子の心情に聞こえるという人が増えたよう。

例えば「不自然な素振りもなく交わした言葉」は、もし沙都子が本当にループしているとしたら、ループの素振りを見せず梨花と接していた時の姿を思わせます。
同時に、沙都子がループしているのは、自分の理想通りだった雛見沢を取り戻すためという説があり、それが歌詞「戻りたい場所」と重なった人も。

この曲がもし沙都子視点であれば、「ずっとキミの喜びも」から始まるサビ部分の「キミ」は、親友で一緒に暮らしている梨花のことだとも考えられます。また、映像についてもさまざまな考察が。
OPには顔の上半分が隠れた制服姿の少女が出ており、髪形などが『郷壊し編』で出た中学生の沙都子と似ているため、成長した沙都子では?と言われています。
制服は詩音が通う聖ルチーア学園の夏服に似ているように見えますが……ハッキリとした造形はまだ不明。

もうひとり謎とされている人物は「嘲笑った」のところで映し出される、怪しいシルエットの人物。頭には羽入のツノのようなものがあり、髪形は羽入と異なるように見えます。
他に近い髪形の人物として推測されるのは、ゲーム版『ひぐらし』に登場した羽入の娘・古手桜花。今作のアニメには登場していませんが、桜花が使った剣‟鬼狩柳桜”の話を羽入がしていたこともあり、桜花が物語に絡んでくる可能性も0ではないかもしれません。

亜咲花「I believe what you said」Music Video(TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」オープニングテーマ)

via www.youtube.com

【2】ED「神様のシンドローム」は梨花視点?あなたとは一体…

「I believe what you said」が沙都子視点に聞こえるとされる一方、彩音さんが歌うEDテーマ曲「神様のシンドローム」は、梨花の心情を表しているのではという声も。

歌詞「答えはもう知ってるんだ」は梨花がループして皆の結末を知っていることを、「信じたいよ」は、『猫騙し編』で部活メンバーを手にかけたと告白した沙都子を「それでも信じたい」という気持ちを表す、と捉えた人もいるようです。もっともファンをぞっとさせているのは、「うしろの正面だあれ」から始まる一節。 
沙都子には羽入以外の神様=黒幕がついているという説もあり、「目には見えない」がその神を思わせます。

歌詞以外で注目されている映像については、日めくりカレンダーが17日、18日、20日、21日、22日だけ何度もめくられているのが、抜け出せない惨劇のループを思わせて切ない……という感想も。

なぜ綿流し祭の19日が無いのか、最後の22日は黒幕との最終決戦デーなのか?
などまだ謎はありますが、今後アニメ本編でその答えは出るのでしょうか。

【3】新ED「不規則性エントロピー」のジャケットの謎。詩音と共犯か?

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