話題作がスペシャルになったハーレーのアドベンチャー
まずはハーレー。往年のハーレーファンも驚くブランド初のアドベンチャーモデル「パンアメリカ1250」が昨年デビューした。
ハーレーダビッドソン「パンアメリカ1250スペシャル」。
伝統のVツインエンジンながら、話題の新しい水冷エンジンを搭載し、ハーレーで見たことのないスタイル、そして上級グレードである写真の「スペシャル」には革新的なサスペンション「アダプティブライドハイト」が備えられた。

車両本体価格はパンアメリカ1250が235万7300円~、パンアメリカ1250スペシャルが274万5600円~。
あらゆる路面や走行状況で快適に乗れるよう、サスペンションの制御は「コンフォート」「バランス」「スポーツ」「オフロードソフト」「オフロードファーム」の5種類から選択可能。 さらに針が動くメーターの代わりにタッチ式デジタルディスプレイが備わり、速度を表示してくれるだけでなく、ライディングモードのカスタムもここで行える。もちろんスマートフォンとのBluetooth接続も可能だ。ハーレー伝統のドロドロと唸るエンジンを、最新機能を備えたアドベンチャーバイクとして楽しむ。そんな“新体験”は、ハーレー好きも、アドベンチャーバイク好きも、一度は跨ってみる価値ありだろう。実は歴史あるトライアンフのアドベンチャー
それに対してトライアンフのアドベンチャーバイクが「タイガー」だ。実は同モデルは80年以上の伝統を持つ、同社では古株モデル。1973年にはひとりの冒険家によって世界一周も果たしている歴史ある車種。
トライアンフ「タイガー1200GTプロ」。車両本体価格は239万4000円~。
最新型の「タイガー1200」シリーズと、「タイガースポーツ660」シリーズは、同社の象徴であるトリプルエンジンを搭載。それぞれの車名の数字は排気量を示している。いずれもあらゆるギアで鋭い加速を味わえるトルクフルなエンジンであるとともに、1200シリーズは最高出力150psと、未舗装の砂利道から高速道路まで気持ちの良い走りを楽しめる。1200シリーズにはオンロード志向のGTシリーズと、オフロード性能の高いラリーシリーズがあり、どちらも長距離を走る際に便利な30Lタンク(標準は20L)を搭載するタイプが用意されている。200mmのストローク幅があるサスペンションが採用され、ライダーの好みに合わせてシート高を20mm変えることができる。
トライアンフ「タイガースポーツ660」。本体車両価格は112万5000円~。
