インターFM897 「Green Jacket」。ロゴはタケ小山さんの直筆。

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毎週土曜日午前5時オンエア。最新ゴルフ情報を軽快なトークでリスナーに伝えるFM番組がある。その声の主はタケ小山さん。

彼がDJを務めるインターFMのラジオ番組「Green Jacket」で、日本中のゴルファーはゴルフ場へと向かうのだ。


「ゴルフ情報を楽しく、わかりやすく!よく話が脱線するけど許してね♪」

ゴルフ場へと向かう高速道路までのいつものルート、高速道路を降りて必ず立ち寄るコンビニ……。ゴルファーにとってのモーニングルーティンは誰しもある。

普段の運転時はお気に入りのプレイリストを流す人も多いと思うが、土曜日のラウンドだけは違う。ラジオからパワフルなあの声が車内に響いているのだ。

「あなたの街のプロゴルファー」でお馴染み(!?)のタケ小山さんは正真正銘のプロであり、そして人気のラジオパーソナリティとしての顔も持つ。

彼は15年間、毎週土曜日の朝の顔として、インターFMのゴルフ情報番組「Green Jacket」を担当している。

松山英樹プロや渋野日向子プロなどが活躍しているおかげで、海外ツアーの情報が気になるゴルファーも多いはず。時差の関係でこの番組が、どこよりも早い最新の海外情報を届けることもあるのだ。


数度の番組改編を経て、現在は午前5時から9時まで多彩なゴルフ談義で、気分を盛り上げてくれている。

ゴルフのラジオ番組「グリーン・ジャケット」。 15年続く人気の秘密を、DJのタケ小山さんに聞いた!

タケ小山さん●1964年、東京都生まれ。本名は小山武明。メディアに登場する際にはタケ小山を自称し、プロゴルファー資格を持つタレント。雑誌の連載をはじめ、最近ではトーナメントのインターネット中継も担当。最近はなぜかものまねにハマっていて、番組内でもたびたび披露される。

--{}--そして「Green Jacket」の人気の理由のひとつに「アメリカ」がある。

 「番組で流す曲は1980~’90年代のアメリカのロックが中心。僕自身若い頃バンドを組んでいて、当時は多くの人がアメリカかぶれだったと思います。

そんな憧れもあって、アメリカでプロゴルファーになりたいと思い、18年間も向こうで生活していました。今でも試合を転戦していたときに聴いていたFMラジオのことを懐かしく思い出すこともありますね」。

日本のゴルファーの多くはやはりビジネスパーソン。
平日は働き、土日の休日を利用してゴルフを楽しむ人がほとんど。

そんな習慣に目をつけ、ゴルフ場へ向かうときに気さくに聴ける“ゴルファーのための情報番組”として「Green Jacket」は誕生した。

タケ小山さんの枠にはまらない自由奔放なトークは人気に拍車をかけ、長く愛される番組となった。

「この番組に関しては自由度が高く、結構好き勝手にやらせてもらっています(笑)。

いちばん大切にしていることは、ゴルファーのリアルに寄り添うこと。4月からは首都高速の料金がまた値上がりし、おまけに昨今のガソリン代の高騰もあって、ゴルフをするのも財布によろしくない。

そんなみんなが思ってることをそのままラジオで愚痴る、日本の政治家は何をやっているんだ!と。でもそんな多くの大衆の意見を代弁することで共感を得てもらえていると自分では思っています。

ゴルフは素晴らしいスポーツであり、男の嗜みでもあるから、もっと多くの人に魅力を伝えたい。だからこそ、すぐ感情的になってしまうんですよね(笑)」。

アクティブ層のウイークエンドの始まりを告げる「Green Jacket」。リスナーはゴルファーばかりかと思いきや、ランニングやウォーキング、またはサーファーなども含め朝活している人が多いという。


ゴルフ好き以外も気分を高めてくれ、早朝から活力を与えてくれるラジオ番組。未体験の読者はぜひ一度早起きして聴いてみてはいかがだろうか?

インターFM897 「Green Jacket」
ゴルフをメインに社会情勢や競馬予想など、多岐にわたる話題を届けるタケ小山さんのラジオプログラム。インターFMで毎週土曜午前5時~9時にオンエア。1都6県で放送しているが、それ以外の方はラジコプレミアムで聴くことができる。
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