
用宗で30年以上も愛されたフランス料理店をリノベーションした建物は、建築家であるオーナー自らがデザイン。
ホテルを運営するのは、3年前からこの地で醸造所を営む「ウエストコーストブルーイング(West Coast Brewing)」(以下、WCB)。

醸造所はホテルの真向かい、歩いて数十秒のところにある。
そもそも静岡は、日本でも指折りのクラフトビール文化が盛んなエリア。建築家を本職とするオーナーはまちづくりにも熱心で、WCBのビールは用宗周辺の再開発にもひと役買っているという。

醸造所のタップルームをホテル1階に移転。

ビールを思わせる黄金色やラベルのデザインを落とし込んだスプレーアートなど、醸造所の世界観を反映させた内装にも注目。
客室に設置されたビアタップで、思う存分ビールが飲める。
しかも、部屋のタップから出てくるのは宿泊者しか味わえない限定ビール。「出来たてのフレッシュな味を届けたい」という想いから、数カ月に1回ほどのペースで入れ替わるらしい。宿泊する時期によって、どんなビールが出てくるかはお楽しみってわけだ。
客室内の冷蔵庫にもさまざまな缶ビールをラインナップ(有料)。まさにビール三昧だ。
とはいえ、10Lなんて飲み切れないという人もご安心を。グラウラーなどの炭酸用マイボトルを持参すればテイクアウトも可能だ。

醸造所では宿泊の有無を問わず、「ブルワリー見学ツアー」(有料・要事前予約)を土日のみ開催。
ノスタルジックで穏やかな港町のホテルで味わう西海岸仕込みのクラフトビール。一度泊まればヤミツキになること請け合いだ。[施設詳細]「The Villa & Barrel Lounge」住所:静岡県駿河区用宗2-26-1電話:054-270-3083宿泊料:客室タップ飲み放題付き1万9800円~、飲み放題なし1万5400円~。※1名利用時の最安価格。シーズンや利用人数等によって金額は変動ありインスタグラム:instagram@wcb_thevilla公式サイト:https://thevillamochimune.com