風呂とオッサン vol.3
家庭を持つオッサン世代にしてみれば、風呂はひとりになれる数少ない場所。日々の疲れを癒やし、明日への英気を養うためのエナジースポットだ。
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一日の疲れを癒してくれる風呂。その効果をより高めてくれるのが「入浴剤」だ。その種類は多岐にわたり、香りや効能、値段もさまざま。「オトコは黙って“さら湯”一択!」なんて言っていないで、いろいろな入浴剤を試せば、きっと世界が広がるに違いない。そこで、オッサンでも手に取りやすい入浴剤を、渋谷ロフトの広報・田中寛子さんにセレクトしていただいた。
■ラグジュアリーな香りはTHIS IS 英国紳士! 王室御用達ブランドのバスアイテム

田中さん(以下、「」内すべて)「モルトンブラウンは、エリザベス女王からRoyal Warrant(英国王室御用達指定証)を授与された由緒正しきブランド。1973年にロンドンでヘアサロンを創業して以来、原料にこだわったボディケアアイテムを展開しています。こちらの製品は、メインの用途はボディウォッシュになりますが、お風呂に入れるとバブルバスになります。『強壮薬の王様』の異名を持つジンセンというハーブの根エキスに、リラックス効果があるパチョリ、スパイシーなシナモン、さわやかなレモンをブレンドしており、エキゾチックなパフュームが浴室に漂います。格調高い香りが肌に長く残るので、香水に代わる香りを身に纏いたい男性にはおすすめです」
■悩みにダイレクトに効きそう! オトコでも手に取りやすい渋めなパッケージがGOOD

「まず注目していただきたいのが、ひと際目を惹くこのパッケージです。『何に効くのか』がとても分かりやすいですよね。その日の体調、身体の悩みに合わせて選べるのが特徴です。
■和風が新しいおしゃれな高級バスボム! 貴重な国産蜂蜜たっぷりで肌ケアも

「伊勢神宮へのお参りをイメージした日本発コスメブランド『おいせさん』のバスボムです。200gのどっしりした大玉で、バスボムっぽくない毛筆デザインのパッケージが珍しく、男性へのギフトとしても喜ばれています。最高級国産蜂蜜で有名な大正元年創業の『水谷養蜂園』の蜂蜜を使っているためか、お湯はまろやかで肌もしっとり整います。グレープフルーツ、オレンジ、ゼラニウム、ベルガモットといった柑橘系の天然エッセンシャルオイルが豊富に入っていて、ナチュラルでやさしい香りが浴室にふんわりと漂いますよ。強い香りが苦手な人にもおすすめできます。1回800円なので安くはないですが、“銭湯以上スパ未満”の満足度は得られるはずです」
■お酒の香りがほんのり! 2週間かけてつくる能登半島の塩はミネラルたっぷり

「“日本全国のいいもの”を選りすぐって作ったバスソルトです。秋田のおいしい米と水で仕込んだ日本酒配合で、すべすべの肌に仕上げてくれます。また、お酒の香りが浴室に広がるので、日本酒好きの心をほぐす入浴剤だと思います。本格天然塩のバスソルトで、ミネラル豊富な能登半島『珠洲の塩』を使用。昔ながらの方法で約2週間、天日で乾かし、平釜で炊き上げた手間暇かけた上質な塩をブレンドしています。身体が芯から温まりますよ」
■渋谷ロフトのロングセラー商品! コスパ最高で自宅風呂が天然温泉に早変わり

「奥飛騨温泉の100%天然の湯の花で、自宅で温泉気分が味わえると評判の逸品です。
いずれもシンプルながら個性がある入浴剤。貴重なお風呂タイムがグレードアップすること請け合いだ。気になるものはひとまず試して、しっくりくるお気に入りの入浴剤を見つけてみよう。
末吉陽子(やじろべえ)=取材・文