サーファーとは、その独特な潮っぽさがカッコ良さであり、逆説的に、潮臭いだけのアンチファッションではいけないのだ。だって、サーファーって生き物は、サーフィンという底抜けに自由でストークできるシャレた遊びを好む、とびきり感性豊かな種族なのだから。
そしてそれは、オーシャンズな男に通ずる感性でもある。
サーファーってとにかく自由な種族。だからこそ、だらしなく見えるのは、世間体的にも御法度だ。でもご安心あれ。サーファー諸君を上品に見せる、カラーコーデ術を発明した。それがこのアース&サーフである。優しい色合いが日焼け肌とよく似合う。
大人のリッチサーファーを目指すなら
サンドベージュ × ブルーグレー
品のいい大人のリッチ感を演出したいのであれば、とにもかくにも徹底的に淡いトーンで全身をまとめること。なかでもサンドベージュとブルーグレーの色合いは、優しいながらも、海も連想させるから僕らにピッタリだ。そのほかにもブラウン系やグレー系でまとめるチョイスも推奨したい。

永遠のボーイズサーフスケーターを目指すなら
オーカー × グリーン

万人に似合うわけじゃないけれど、根っからのボードカルチャーにコミットしてきた人はこんなスタイルを。一見スタンダードな組み合わせに見えながらも、パーカには黄土色のオーカーを、パンツには森林を思わせるような深い緑を組み合わせることで、いつものカジュアルがぐっと大人っぽく見えるのだ。
さらっと優しい感じを目指すなら
ライトベージュ × デニムブルー

色落ちデニムはサーファーの基本着。だが、そのままアメカジっぽく見せるのは少々いただけない。写真のようにライトベージュなどの淡い色と合わせて、上品に見せるのが大人のデニム流儀。これならレディからも承認される。
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カーキ × ブラウン

男っぽさを醸したファッションがお好みの方にはコレ。優しい色合いでまとめながらも、ワークスタイルを基調にすることで、品の良さも、男っぽさも、いい塩梅に。かつ、マルチボーダーTやタバコカラーのシューズを取り入れて、サーファーっぽさもお忘れなく。
MACHIO=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 諸見里 司=スタイリング 竹島健二=ヘアメイク 黒澤卓也=文