オーシャンズが11月2日(土)に開催するデニムイベント「OCEANS DENIM CAMP(オーシャンズ デニム キャンプ 2019)」。“年に一度はデニムをはきかえよう”をスローガンに掲げたイベント当日まで、デニムにまつわるスペシャルコンテンツをお届けします!
定番モデルからトレンドのアイテムまで、あらゆるデニムをセンスよく着こなすスタイリストたち。
「オーシャンズ デニム キャンプ 2019」を開催する渋谷・原宿エリアを一緒に歩いて見つけた、気になるショップと気になるデニム。第1弾はスタイリスト・橋本敦さん!
1977年元旦生まれ。東京育ち。雑誌・広告・芸能と、 あらゆる世界で腕を振るう人気スタイリスト。 初めてデニムを買ったのは12歳のときで、リーバイスの510(当時のモデルは廃盤)だった。プライベートでは二児の父。
1軒目 「ラルフ ローレン 表参道」でデニムシャツをチェック!

橋本さんにとってデニム素材でハズせないアイテムといえばウエスタンシャツ。何枚か持っているなかでもラルフのものはお気に入りだとか。
「RRLの黒のウエスタンシャツ(写真左)は、スーツなどのセットアップを着るときにVゾーンのハズしとして使うことがありますね。全身黒のコーディネートでも程よいアクセントになって気に入ってます」。
一番上だけコンチョボタンというのも気が利いている。そんなデザインはもちろん、生地も柔らかく、とても着心地がいいそうだ。
もう一枚(写真右)は、1970年代後半に短期間展開された「ポロ ウエスタン」のもの。
ラルフ ローレン 表参道
東京都渋谷区神宮前4-25-15
2軒目 「エイチ ビューティ&ユース」で見つけた気になるデニム

「ここのオリジナルデニムは程よくデザインされていて出来のいいものが多いんですよ」と足を延ばしたのは、“裏”参道の重要ショップ、エイチ ビューティ&ユース。
「ひと昔前はデニムというとヴィンテージの再現性とかで評価されてましたけど、エイチ ビューティ&ユースは今の気分を丁度いい温度感で仕上げていてオススメ。ベルボトムも久々にはきたくなりました」。
“まんま”だと古臭いベルボトムも、ちょっとしたリメイクで今っぽいトレンド感が漂うから不思議だ。

いきなりベルボトムに抵抗がある人や、いきなりリメイクにハードルを感じる人に勧めたい個性派デニムである。
エイチ ビューティ&ユース
東京都港区南青山3-14-17
3軒目 話題の「リーバイス」も、もちろんチェック
2019年に復刻されて話題の「リーバイス エンジニアードジーンズ(LEJ)」。立体裁断を武器に1999年に登場したLEJは、橋本さんのお気に入りデニムのひとつだ。

「LEJのデニムは、昔ながらのデニム哲学を叩き込まれている僕からすると新感覚。とにかく質感が違って、デニムなのにコンフォータブル。でも、どこか懐かしさを感じる雰囲気のバランスは、ここならではの魅力です」。
オーセンティックなデニムと違って、フィッティングもモダンな仕上がりに。「足元は当時の王道な合わせをしたいので、レッド・ウイングを。
7月に原宿に誕生したリーバイスのフラッグシップショップには、LEJの最新がズラッと揃っている。要チェックである。
リーバイス 原宿 フラッグシップストア
東京都渋谷区神宮前6-16-12
4軒目 デニムをカスタムしに「フェニーチェクローゼット」へ

橋本さんが洋服のお直しに絶大な信頼を置いているのが、原宿にある「フェニーチェクローゼット」。その守備範囲はデニムにも及び、顧客の要望を的確に掴んでくれる。頼りにするのは、店長の関 杏輔(きょうすけ)さんだ。
「いろいろとイメージの話を重ねたうえで、言葉では表現できない絶妙なニュアンスもちゃんとカタチにしてくれますよ。仕上がりはいつも想像以上。仕事ではもちろん、プライベートでもお世話になってます」。
そんなプライベート仕様でカスタムしてもらったデニムがこちら。

「夏場、ビーチサンダルとの相性がいいデニムを探していたんですがなかなか見つからなかったんで、いくつかある自分のストックからリーバイス501の66後期のリジッドを、ワンウォッシュしてカスタムしました。
デニムをカスタムして自分らしい一本に仕上げるのも一興。そんな楽しみを提供してくれる名店も、原宿にはあるのだ。
フェニーチェクローゼット
東京都渋谷区神宮前3-31-20 2F

谷本春幸=取材・文