いつものメガネを新しくするだけで、顔が変わる、着こなしが変わる、気分だってちょっと変わる。そこで、2018年のスタートに合わせ、まず手に入れておきたい一本を選んでみたい。

そこで参考になるのが、人気アイウェアショップで見つけたオーシャンズ世代のメガニストたち。メガネに一家言持つ彼らの、今気分な1本とは? その装いとは? 前編では、メタル、またはメタルとセルのコンビを選んだ方々のアイテムとそのスタイリングを披露する。


「ザ・バラックス」のザ・アイアンサイズでヴィンテージテイストを存分に楽しむ

グローブスペックス ストア
岡田哲哉さん(58歳)

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「ダブルブリッジが欧米で流行中ですが、日本ではまだまだこれからなので新たな年の始まりに打ってつけ」。そう話すアイウェア界の重鎮、岡田さんは、伝説的な野外ロックフェス、ウッドストックでヒッピーが掛けていた古いメガネをモチーフに、現代的サイズバランスで再構築したモデルをセレクト。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

ベルスタッフのヴィンテージライダース、足元は永遠の定番コンバースという古き佳きモノ選びにもセンスが光る。


グローブスペックス ストア
住所:東京都渋谷区神南1-7-9 1F
電話番号:03-5459-8377
営業:11:30~20:00
無休(年末年始を除く)
www.globespecs.co.jp


「マスナガ 光輝」のメットで男っぽいスタイルをマイルドに中和


オブジェ・イースト
猪股蔵人さん(38歳)

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】
3万8000円/オブジェ・イースト

ご指名は、柔らかなカーブを描くメタルフレーム。「細めのフレームが徐々に気になっています。2018年はメタルフレームを掛けたいですね」とのこと。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

そんな繊細なメガネに合わせるのは、モンクレールのアウター、チペワのブーツなどあえて男っぽいテイストのアイテム。メガネの印象がスタイル全体の野暮ったさを中和し、「メガネはあくまで着こなしに馴染むのが理想」というショップのフィロソフィーを体現。


オブジェ・イースト
住所:東京都中央区銀座2-8-9 木挽館銀座ビル1F
電話番号:03-3538-3456
営業:11:00~20:00
無休(年末年始を除く)
www.obj.co.jp


「トム フォード」のFT5466-49056でシックでありながらフレッシュな印象に


アイスタイル 渋谷店
齋藤翔平さん(34歳)

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】
4万8000円/アイスタイル 渋谷店

「フロントフレームのカタチや柄がクラシカルなテイストを放つ一方で、ブリッジとテンプルに配された控えめなゴールドカラーが、ブランドならではのラグジュアリーテイストを感じさせる」のがイチオシの理由だ。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

べっ甲柄のセルとメタルのコンビネーションは顔の表情を豊かにし、明るい印象にしてくれる。ラベンハムのキルティングジャケットに褪色したデニムというシックな装いを、フレッシュなメガネで一新。


アイスタイル 渋谷店
住所:東京都渋谷区神宮前6-23-6 ティスモ原宿2
電話番号:03-5778-4300
営業:11:30~20:00
不定休
www.eyestyle-japan.jp 


「フィッシュ&チップス」のコンビネーションでひとヒネリあるアメカジが完成


G.B.ガファス
長谷川永伍さん(43歳)

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】
3万1000円/G.B.ガファス

「2018年はコンビネーションモデルが気分です」。それに先駆けて長谷川さんがチョイスしたのが、ショップオリジナルのこちら。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

「アメカジ世代としては、アウトドアやミリタリーという自分のベーススタイルに合うのもポイント」と言うとおり、ブラックフレームとゴールドテンプルのコンビはアメカジと相性良し。

とはいえ「線が細く洗練された印象なので、男っぽい着こなしに柔らかさを加えられるんです」とひとヒネリも忘れずに。


G.B.ガファス
住所:東京都渋谷区神宮前6-18-2 グランドマンション原宿1F
電話番号:03-6427-6989
営業:11:00~20:00
火曜定休(年末年始を除く)
www.glasses-co.jp/gafas


「トーマス・マイヤー」のTM0040Oでキメすぎずリラックス気分を満喫


コンテュニュエ
神島良平さん(40歳)

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】
4万3000円/コンテュニュエ

「街では丸メガネをよく見ますが、個人的にはシンプルなスクエア型が好き」という神島さん。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

そこで、「セルでメタルを挟み込んだコンビネーションで軽やかな印象に仕上げつつ、大人っぽさも意識しました」とスタイリング。ワイドシルエットなのにベルトレスではけるニートのパンツに、ビッグシルエットのブルゾンを合わせてリラックスした空気感を狙ったのも、「40代に突入した今、あんまりキメすぎは好みじゃない」という気持ちの表れから。


コンテュニュエ
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-9-2 CALM恵比寿1F
電話番号:03-3792-8978
営業:12:00~21:00
水曜定休
www.continuer.jp


「10 アイヴァン」のナンバー2でディテールにとことんこだわり抜く


アイヴァン 東京ミッドタウン店
中西宏明さん(39歳)

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】
6万4000円/アイヴァン 東京ミッドタウン店

ドリス ヴァン ノッテンのツイードパンツ以外の服はすべて京都発のブランド、レインメーカーで統一。「服に限らず、一見シンプルだけどディテールで個性を主張する。そんな上質かつ存在感のあるモノに心惹かれるんですよね」。

オッサンメガニストたちは、どんな格好で何を“掛け初め”に選んだか? 【前編】

そんな中西さんが選んだメガネは、よく見れば丸みのあるオクタゴンシェイプ。「美しい道具は美しいパーツの集合体」を信念とするブランドチョイスにもこだわりが。


アイヴァン 東京ミッドタウン店
住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア1F
電話番号:03-5413-3560
営業:11:00~21:00
無休(元旦を除く)
www.eyevan.jp

平本泰淳=写真

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