「たのしい睡眠」とは…

ここ数年、睡眠をサポートするスマホアプリが多数登場するなど、テクノロジーで睡眠の質を向上させようという動きが増えている。そんななか、ひときわ異色なプロダクトがMTGからリリースされた。

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「動き」「温度」「AI」の3つでプロセスで、理想の睡眠を実現するマットレスがあるというのだ。その名も「NEWPEACE AIモーションマットレス」である。

AI管理の最先端ベッドで睡眠体験。果たして眠りの質は上がったか?
ここが体験施設の入り口。

最近、不眠に悩まされていた筆者は、東京・銀座にあるマットレスの体験施設(要事前予約)を訪れた。最新テクノロジーを駆使した睡眠体験とは一体どんなものか、検証してみよう。

AI管理の最先端ベッドで睡眠体験。果たして眠りの質は上がったか?
店内の奥にある階段を降りていくと、「NEWPEACE」の文字とレースのカーテンが……。どことなくラグジュアリーな雰囲気だ。

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この施設のスタッフによると、日本人の平均睡眠時間は主要先進国の中でも極端に短いという。睡眠不足が借金のように積み重なることを「睡眠負債」とも呼び、今社会的な問題になっている。そうしたなかで眠りの質を高めて健康増進を図ろうと開発されたのがこのマットレスだ。

マットレスにはMTGが独自開発したAIスリーププログラムを搭載。①ハンモックやゆりかごのような優しい揺れによって眠気を誘う。②マットレス内の温度調節をし、眠気が高まる体温まで上昇させる。③スマートセンシングによって個人の睡眠データを取得することで、ひとりひとりに合った睡眠に導く。この3段構えのプロセスによって、眠りから目覚めまでの“理想の睡眠”をプロデュースしてくれるという。

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案内された部屋にはスモークが立ち込める。そこにたくさんのベットが並んでいる。

10分ほどの説明を受けたらいよいよ未知の睡眠体験へ。今回は、無重力のような動きで睡眠へと導く「おやすみモード」を選択。タブレットリモコンを操作してベットに体を横たえると……。

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しばらくすると、マットレスがゆっくりと動き出した。まるで無重力空間の中で横たわっているような感覚だ。温度調整機能によって、体がゆっくりと温まっていくのを感じる。

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初めての不思議な感覚が心地良く、いつの間にか眠りに……zzz。

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このポンプボックスから空気を供給している。静音設計により静かな眠りをサポートする。

マットレスが動く秘密はこのポンプで、ここから空気を送り込むことで、優しい「動き」を実現しているそうだ。

30分後、耳元のタブレットリモコンから鳴るアラームによって夢の世界から現実に引き戻された。ぐっすりと眠った。そして目が覚めてすぐに感じたのは、思った以上に頭と身体がスッキリしていたこと。独特の「動き」と「温度」により身体と心の緊張から解放されたからだろうか。

普段よりも目覚めがいい気もする。

睡眠もAIがコントロールしてくれるなんて、これぞ新時代の健康管理のあり方か。もしあなたも睡眠に不安を抱えているなら、テクノロジーを取り入れた睡眠を体感してはいかが?

たのしい睡眠」
日本生活習慣病予防協会によると「慢性的な不眠」に悩まされているのは日本人の5人に1人。読者のなかにも「最近寝つきが悪くなった」「早朝に目が覚めてしまう」など、睡眠にまつわる悩みを抱えている人がいるはずだ。果たして睡眠の質を高めることはできるのか?上に戻る

[問い合わせ]
MTG NEWPEACEお客様相談室
0120-315-414
www.newpeace.com

 

瀬川泰祐(カタル)=文・写真
1973年旭川市生まれ。スポーツ・健康・医療分野を主戦場とする編集者・ライター。「スポーツで繋がる縁を大切に」をモットーとしながら、「Beyond Sports」をテーマに取材・執筆活動を続けている。

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