家電は充実した暮らしを送るのに重要な要素だ。毎日使うものだから、機能はもちろんのこと、見た目にだってこだわりたいし、デザインの美しいものに囲まれて過ごす日々は、きっと心をポジティブにしてくれる。
家で過ごす時間が増えている今、家電を新調してみるのもいいかもしれない。
AM 8:25
だいぶ暖かくなったとはいえ、朝は冷える。そろそろ仕事の準備をしようと思いきや、もう8時過ぎだ!昨晩、枕元にセットしたアロマディフューザーの効力か、気持ち良く熟睡しすぎてしまったようだ。
ん、待てよ。今日は祝日じゃないか。ならば焦ることはない。この清々しい目覚めを1日の活力源にして、たっぷり休日を楽しむことにしよう。
カドーの「ペタル」
空気清浄機をはじめ、加湿器や除湿機などの美しい空気を作るプロダクトに定評のあるカドー。新作のアロマディフューザーは、オリジナルリキッドと組み合わせることで心地いい空気をデザインする。
シンプルな外観はどんなインテリアともマッチし、またバッテリーを搭載したことで自由な配置を可能にした。高い拡散力で、300㎡程の大空間にも対応し、ディフューザー内に設置した2本のリキッドの噴霧パターンやタイマーの設定なども行える。また静音設計のため寝室に置いていても気にならない。
AM 8:40

早速、朝食の準備。コーヒーにトースト、それとフルーツだ。
髪が伸びてきたな、なんて思いながら、手触りのいい扉を開けて冷蔵庫の中を確認。よし、夕飯用にシャンパンでも冷やしておくか。
日立×アクタスの「インテリアから発想した冷蔵庫」
現在主流のオープンキッチンだと、ダイニングやリビングからも冷蔵庫が見える。だから冷蔵庫もインテリアの一部と捉え開発されたのが、その名も「インテリアから発想した冷蔵庫」。日立とインテリアショップ、アクタスの共作だ。
北欧からインスピレーションを得た表面のカラーリングと側面のブラックとのコントラストで、スマートなシルエットを強調。樹脂パーツを最小限に抑えるなど、見た目にこだわりぬいたデザインに。また、ハンドル部分はマットな質感に仕上げることで、手触りも気持ちいい。
AM 8:45

話題の生食パンも悪くない。だけど個人的には厚めに切ったトーストが好みだ。外はカリッ、中はモチッ。そしてたっぷりのバター、最高だ。
このトースターは、理想の焼き加減をなんと1分で実現する「すばやき製法」を搭載。だから忙しい朝でも、充実の朝食ライフが送れるってわけ。
シロカの「プレミアムオーブントースター すばやき おまかせ」
トーストをおいしく焼くために必要なのは「速さと高火力」。トースト研究の第一人者、山田昌治教授が提唱した「パン焼き理論」を採用したオーブントースター「すばやき」がアップデートして新登場。
高火力で一気に焼き上げることで水分を逃さず、外はカリッ、中はモチッとした食感を獲得。トースト1枚が約1分で焼き上がる新機能のトースト専用ボタンは、パン本来のおいしさを堪能できるだけでなく、忙しい朝にもうれしい機能だ。扉や網が取り外せるので掃除も楽にできる。
AM 8:50

気持ちのいい朝をさらに快適にするべく、空気清浄機のスイッチを入れる。奥行きわずか13cmの薄くてすごいやつ。どこに置いても邪魔にならないし、なによりシンプルなデザインが心地いい。
スマホでニュースを見ながら、ふと気付く。やっぱり薄いデザインって、高い技術力の賜物なんだな。
アマダナの「薄型空気清浄機」
下から取り込んだ空気を上部へ流し、フィルターを通して空気を浄化する。
AM 9:00

お気に入りの道具を使って、ゆっくりとコーヒーを淹れる。この時間が、なんとも落ち着く。
ケトルの滑らかな曲線を描くノズルから注がれた熱湯が、コーヒーメーカーのフィルターを伝って黒い魅惑の液体へと変わっていく。視覚的で嗅覚的な朝の目覚めだ。
ジーナの「スマートコーヒーメーカー ジーナ」
スマホとつながるIoT家電。台座に内蔵された精密スケールがスマホアプリと連動し、リアルタイムにコーヒー粉や湯を計量し、蒸らしのタイミングや抽出時間をエスコートしてくれる。また、世界各地にいるユーザーたちとレシピを共有できるのも特徴。好みのレシピを見つけたらダウンロードするだけで、コーヒー粉と湯の比率や蒸らし時間などが自動で設定されるので、簡単に誰かのレシピを試すことができるのだ。ミニマルなデザインながら、ハンドドリップ、イマージョン、コールドドリップの3つの方法で抽出が可能な優等生である。
バルミューダの「バルミューダ ザ・ポット」
家電に体験という付加価値を与え、数々のヒット作を生み出すバルミューダ。
AM 10:00

寝る前と朝食後、昼食後。1日3度の歯磨きがルーティンだからか、大人になってからは幸いにも虫歯がない。
現在の相棒は、4つのブラシヘッドで舌の汚れまで取ってくれる電動歯ブラシ。しかも、専用のコップに置くだけで充電までしてくれる超優れモノだ。芸能人じゃなくたって歯は命。……俺もだいぶ年を取っちまったな。
フィリップスの「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート」
フィリップスの電動歯ブラシの最上位モデル。それに相応しい質感とエレガンスな見た目で、毎日のオーラルケアもモチベーションが上がる。毎分約3万1000回の高速振動と音波水流によって、優しく効果的に歯石を除去。
それだけでなく、目的に応じた4本のブラシヘッドがセットになっており、歯茎ケア、ステイン除去、舌のケアといったオーラルケア全般に対応する。
AM 10:10

身だしなみを整えるのに、ドライヤーは欠かせない。このダイソンは、小さいながらも機能が大充実。3段階の風速調整と4段階の風温調整で、ちょうどいい風を送ってくれる。
そうだ、こいつの性能とルックスに惚れてヘアスタイルにも気を使うようになったんだ。いい家電を使うとライフスタイルにも変化が生まれるのだ。
ダイソンの「スーパーソニック イオニック」
これまでにないデザインで話題を呼んだダイソンのヘアドライヤーがアップデート。パワフルな風量を生み出すデジタルモーター V9と羽根のない扇風機で特許を取得したエアマルチプライアーテクノロジーを採用し、風温を毎秒20回測定するインテリジェント・ヒートコントロールで、過度な熱によるダメージを防ぎながら、髪を素早く乾かしてくれる。
また高速の風でナノサイズのマイナスイオンが髪の根元まで届くので、まとまりのある髪へと導いてくれる。新たに開発されたジェントルエアーリングを含む、4つのアタッチメントが付属する。
AM 10:45

マイブーム、休日もジャケットを着ること。カジュアルでも大人っぽくいたいから。そんな気分にさせてくれたのが、最近買った気になっていたブランドの1着と、服を蘇らせる魔法のクローゼット。
スチームで匂いやシワを優しく除去し、低温乾燥でフレッシュな着心地に。
LGエレクトロニクスの「LGスタイラー」
ロッカーのような形をしたクローゼット型衣類リフレッシュ機。内部をスチームで満たすことで、衣類の除菌や脱臭が可能に。さらにハンガーラックが振動することで、花粉やホコリまでをケアし、シワ取りにも効果を発揮してくれる。
洗濯機で洗えないものや、頻繁にクリーニングに出せないものでも、これさえあれば衣類を傷めず、常にクリーンな状態で着られる。特に汗をかく夏場には重宝するし、朝食を食べている間にシャツのシワ伸ばしなんて使い方も。物理ボタンがないのでスッキリとしたデザインに仕上がっており、操作はすべてタッチセンサー式のボタンで行う。
AM 11:30

少し家の周りをジョギングするか。と、その前にやつを起動せねば。自動で床をきれいにして、さらには内部に溜まったゴミまで自動で排出するルンバ様を。
スマホで外からでも操作できるが、これは家を出るときの儀式みたいなものだ。快適な朝、快適な部屋。この晴れ晴れとした気分が、今日も眠りにつくまで続きますように。
アイロボットの「ルンバ s9+」
丸形構造から「D」形へと生まれ変わったロボット掃除機、ルンバ。吸引力が40倍(ルンバ 600シリーズと比較)にアップし、ゴム製のデュアルアクションブラシの幅は30%も広く(ルンバ 980、e5、i7と比較)なったことで、部屋の隅々まできれいに掃除をしてくれる。
天面などに搭載されたセンサーで現在位置や清掃済みエリアなどを把握。さらには、侵入禁止エリアが設定可能と、「頭脳」もより進化した。GoogleアシスタントやAmazon Alexaを使えば、ルンバに話しかけるだけで掃除をしてくれる頼もしい相棒となる。ハイエンドモデルらしいラグジュアリーな見た目もグッド。
渡辺修身=写真 窪川勝哉=スタリング 増山直樹=文