「インドアライフ充実術」とは……
NBAワシントンウィザーズに所属する日本バスケットボール界の至宝、八村 塁。
最近、彼の自宅が初公開されて話題となっているが、特に人々の目を釘付けにしたのが彼のスニーカーコレクションだ。
日本人初の「ジョーダン ブランド」契約選手になっただけあり、そのコレクションの数々はスニーカー好きにとって垂涎の的。しかし、よく深堀りしてみると、どうやら八村選手本人はスニーカーだけでなく、シュークローゼットも相当にお気に入りらしい。
一流のバスケ選手が寵愛する一流のバッシュたちを収納するシュークローゼットなんてもう、超一流に違いない……さっそくその正体を暴こうか。
手掛けたのはデンマーク発のインテリアブランド

結論から述べると、彼のシュークローゼットは「ボーコンセプト(BoConcept)」という北欧デンマーク発祥のインテリアブランドのものだ。その家具は高い機能性と快適性を兼ね備え、個々のニーズに合わせてカスタマイズできることで知られる。
また、優秀なコーディネーターにも相談でき、ソファやテーブルなどの大きな家具だけでなく、壁紙やアクセサリーの組み合わせ方に至るまでのトータルコーディネイトも実施。一人ひとりに合った理想の空間創りをサポートする、世界中にファンを抱えるグローバルブランドである。
そして八村選手のシュークローゼットだが、その名を「コペンハーゲン」という。家具の名前に世界中の都市名を冠しているのもこのブランドの特徴だ。シンプルで美しいデザインだが、カラーやフロントパネル、インサートを多彩に変更することができるため、どんな家にも必ずハマる。
スニーカーのセレクト中は自然体でいられる
そんな逸品をセレクトしたのには、八村選手らしいワケがあるようだ。
というのも、身長2メートルを超える彼は足のサイズも大きく(34センチ!)、到底、普通の棚では靴が収まらないという宿命を背負っているのだ。そこで今回はデザイナーと相談を重ね、八村サイズでも収納可能なクローゼットをカスタマイズしたということである。

彼のエア ジョーダン・コレクションがずらりと並んだ画は実に壮観だ。
八村選手は語る。
「小さい頃からエア ジョーダンブランドが好きで、部屋を選ぶときはたくさんの同ブランドの靴が収納できるような間取りを選びました。椅子に座って、鏡を見て、今日はどの靴を履こうかと決めています。僕が自然体でいられる空間です!」。
すべては“ひと目惚れ”で始まった
そもそも自宅公開の経緯だが、かつて友人宅で見かけたボーコンセプトの家具にひと目惚れした八村選手がワシントンD.C.へ移住するにあたり、件のインテリアデザインサービスを利用したことがキッカケだ。
そこで両者のコラボが決まり、八村選手宅のトータルプロデュースプロジェクトが発足。こうして日の目を見たという流れである。

というワケで、コーディネイトはシュークローゼットだけでなく、部屋全体に及んでいる。
「練習やトレーニングで、在宅時間はあまり長くない。だからこそ、家にいるときはリラックスして過ごしたい」。
そんな八村選手の思いに寄り沿うように、テーブルやソファなどはブラックトーンで統一され、シンプルで落ち着いた空間に。かといって決して無機質ではなく、どこか温かみを感じる。

八村選手のシューズクローゼットやそのほかのインテリアの購入はもちろん、スタイリングサービスも日本で利用できる。
インドアライフの充実化も真剣に考えなければならないようだし、八村選手に倣ってボーコンセプトを利用してみるのも面白そう。今ならオンラインでも対応してるってさ!
[問い合わせ]
ボーコンセプト・ジャパン
www.boconcept.com
インドアライフ充実術
何かと外出が厳しい時季だけど、見方を変えればピンチもチャンス。自宅でアクティブな休日を楽しむ、インドアライフのジュージツジュツをデンジュ。上に戻る
原嶋鉄人=文