“浜辺専用”なんて今は昔、街履きとしてもすっかり市民権を得たビーチサンダル。事実、デザインの選択肢もプライスの幅も広がって目移りするほどだ。

ただし、大人がチョイスすべきはチープなゴムのヤツではなく、いい具合にヌケ感&品の良さを兼ね備えたレザータイプがいい。HIGH&LOWで究極の二択だ!

 


[HIGH]
ビーサンで10万円!? その正体とは

10万円のを一足か、アンダー1万円を複数買いか。好みのビーサ...の画像はこちら >>

「マノロ ブラニク エクスクルーシブ フォー ロンハーマン」のサンダル
ビーチサンダルが街へと歩みを進めて早幾年、“靴の王様”と称えられる英国の超名門も手掛けるまでに。

足に柔らかく馴染む特級のキッドレザーを用いたフットベッド、極上カーフのアウトソール、そしてトングにはヤシの葉からなる軽量かつタフな伝統素材であるラフィアを丁寧に編み込んでいる。と、何とも贅沢な“王様のビーサン”、そのプレミアムな高揚感と履き心地はいかほどか。

 


[LOW]
大人のデイリー使いに最適。しかもカラバリ豊富

10万円のを一足か、アンダー1万円を複数買いか。好みのビーサンはどっち?
スムースレザー各7400円、ヌバック各8300円/ともにエル ニド フリップス(ビオトープ 0120-298-133)

「エル ニド フリップス」のサンダル
昨年デビューの新鋭にして、主要セレクトショップがこぞって取り扱うなど大注目のこちら。手掛けるのはオーシャンズ人気連載「種カジのタネあかし」でもお馴染み、数々のヒットアイテムを生んできた種市暁さんとあって、早速のブレイクも納得だ。

上質なカーフやヌバック素材に、シュッとしたスマートなフォルム、フィット感抜群の立体フットベッド、そしてカラーも選り取り見取り。それでいて価格は取っつきやすく、大人のデイリー履きに最高。バリエーションをいろいろ揃えたくなるヤツなんです!

 

この2ブランドを見る限り、ビーサンも次なるステージにやってきたなと感心する次第。

 

鈴木泰之=写真 松平浩市、来田拓也、平 健一、窪川勝哉=スタイリング 増山直樹、いくら直幸、髙橋 淳、小山内 隆、髙村将司、まついただゆき、今野 壘=文

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