世の中高年がこよなく愛する蒸しタオルを「オッサンっぽい」と侮るのは早計。実はこれ、江戸時代から続く習慣であり、我々の肌にとってイイコトずくめの㊙テクニックだったのだ。
蒸しタオルは江戸時代から続く王道美容だった
仕事の合間に喫茶店でひと息。熱いおしぼりを顔にのせると風呂上がりのように気分がすっきり。実はこの蒸しタオル、江戸時代に作られた古典落語『浮世床』に登場する伝統的な習慣なのである。
そして興味深いことに、1985年に豪州で生まれたスキンケアブランド、ジュリークもまたこの蒸しタオルを創業当時から提案している。熱めのお湯を入れた洗面器に「ハイドレイティングエッセンス」を5滴ほど落とす。そこにタオルを浸して軽く絞り、顔にのせてしばらく蒸す。

もともと蒸しタオルには、スチーム効果で毛穴を開いて汚れを浮き上がらせる。血行が促進して肌の代謝を促す。角質を柔らかくすることで美容成分が浸透しやすくなるという3つのメリットがある。
ぷは~、最高!

このエッセンスを使えば、5種類の精油が持つスキンケア成分を肌の奥に浸透させ、敏感肌や乾燥、肌荒れを保護できる。さらに、タオルをのせたまま深呼吸すれば、アロマテラピー効果によって極上のリラックスを味わえる。
蒸しタオルは、理にかなった美容でもあったのだ。さあ、顔を“蒸し”まくろうではないか!

「ジュリーク」のハイドレイティングエッセンス
オーガニック認証自社農園の植物やハーブから留出したスチーミング用美容エッセンスに変身させた。
赤木雄一(eight peace)=写真 来田拓也、石川加奈子=スタイリング 向後信行(JANEiRO)、MIKA=ヘアメイク 亀川秀樹(亀川イラスト事務所)=イラスト 押条良太(押条事務所)、髙村将司=文