’60年代にアメリカのハルバート・ダン博士が提唱した“ウェルネス”。この言葉の定義は「輝くように生き生きしている状態」、つまり身嗜みだけじゃなく体も心もヘルシーにすること。
では具体的にはなにをすれば良いのか?その真相を探るべく、オーシャンズな男たちの“食事情”を取材してみた。
Q. 意識して摂取しているものは?
ディレクター
熊谷隆志さん Age 50
俳優の大森南朋さんの紹介で1年ほど前に出合ったのがファスティングです。本来は4カ月に1回ほどのペースが良いそうなのですが、僕の場合は仕事柄会食が多いこともあり、胃腸を休めるためにも2カ月半に1回のペースで行っています。
ファスティングに入る前は準備食を摂り、ファスティング中はミネラルドリンクと水のみ。翌日は回復食を摂り、日常に戻るという流れ。ミネラルドリンクは今でこそ種類が多くなってきましたが、僕はノウンファスティングを愛用しています。
ファスティングをするようになって、毎年の人間ドックの数値が劇的に変わり、頭の回転が早くなり、血液もサラサラになりました。当然肌も調子がいいですね。
そのほか、コロナ禍にあってウォーキングを始めました。時間があれば朝か夜に8~10kmほど歩いています。脚が細くなって、お腹回りもすっきりとしますし、自分と向き合うこともできておすすめです。

モデル
呉山賢治さん Age 35
ずばり果物とプロテインです。体作りの一環で毎日摂りはじめ、もう10年ほどになります。朝に果物をスムージーにして飲むことが多いのですが、消化にそこまでパワーを使わないのがいいですね。
体も軽快に動きますし、栄養摂取だけでなくダイエットにもつながっている気がします。

ヘアメイク/JANEiRO HAIR オーナー
向後信行さん Age 49
特に成分など考えず、そのとき体が欲しているものを自然に食べるようにしています。食べ物の好き嫌いは体の拒否であると思っていますので、ただ単に「体にいい」というだけで食べたくもないものを口にすることはしない。
心が望まない食物摂取は心の負担や傷になるような気がして。最終的に心身ともに健全さを欠くんじゃないかなって思います。

サーフヨギー
小林雅仁さん Age 29
体が疲れていると感じたとき、食事でなんとかできないかと思ったときに食べるものが、ニンニクをたっぷり入れたレバニラ炒め。週に1度くらいの頻度で食べています。

ムロフィス プレスマネージャー
嶋田哲也さん Age 38
健康診断で内臓器官系の結果があまり芳しくなく、体の内側から健康にすることを考えたら、「健康は腸から」というフレーズをどこからともなく思い出し、2年ほど前からヨーグルトを毎日食べるように心がけています。
格段にお通じが良くなったので、体の内側が健康な状態に近づいている実感がありますね。

プロ・パルクール・アスリート/ムーブメント・コーチ
鈴木正信(MASA) さん Age 29
ナチュラルなものをバランス良く食事に取り入れています。
トレーニング後には体が直感的に欲しているものを摂ることが多いですが、基本的には肉と野菜に重点を置いた原始人食のパレオダイエットをすることが多いです。

フリープランナー
種市 暁さん Age 47
昔から疲れたとき元気を出すために飲んでいるのがキヨーレオピン。とある本を読んで存在を知り、食べるようになったチアシードゼリーは便通を促す効果が得られます。
また本誌連載企画で出合った、サンフードのスーパーグリーンやゴジベリーなども気に入っています。

アートディレクター
ハイロックさん Age 46
本当は教えたくないのですが、日本原産の山人参としても知られるヒュウガトウキのサプリ。
免疫力アップとアレルギー緩和に効くようで、1カ月ほど前から飲んでいます。

パフォーマンスコーチ/アニマルフロー 認定インストラクター/元アメリカ プロ野球独立リーグ野球選手
春山 凌さん Age 29
卵はタンパク質もビタミンも豊富な総合栄養食なので、毎日食べるようにしています。
アメリカで野球をしているときに自分の体で実際に感じたのですが、食べ続けていると調子が良くって。だから今でも続けています。

ザ ・バーン 総料理長
米澤文雄さん Age 40
広島のレモンと沖縄の健康食材である八重山クロレラを配合したサプリのレモクロです。
これで体の腸内環境が整うようになりました。今年の春くらいから始め、週に4、5回ほど摂っています。
押条良太(押条事務所)、髙村将司=文