高級万年筆の代名詞でもある筆記具ブランド、モンブラン。彼らがこのほどある万年筆を発表し、話題となっている。
世間をザワつかせているのはその価格。なんと195万ユーロ、日本円にして約2億円の価値を持つ驚くべき万年筆なのだ。
では、全貌をじっくりとご覧あれ。
あまりの豪華さに感嘆。もはやアートピースと言えよう。
中国の世界遺産「万里の長城」を着想源に、世界限定1本で制作された万年筆である。
ゴールドのボディやキャップには、大空を舞う壮大なドラゴンの姿を彫刻。サファイア、ルビー、トルマリン、ダイヤモンドなどの宝石が惜しみなく敷き詰められ、眩いばかりの輝きを放つ。
キャップに手彫りされている中国の伝統的な守護神、ライオンの彫刻もインパクト抜群。トップには4.69カラットのダイヤモンドが埋め込まれ、まるでドラゴンが秘宝を守り抱いているかのような意匠となっている。
サファイアで装飾された尻軸にはミニチュアオルゴールを装備。中国の伝統楽器を彷彿させる鐘の音のような音楽が流れる仕掛けも用意されている。
見れば見るほど凄すぎ。これなら2億円という価格も納得できる。
実はモンブランが2億円超のコレクションは発表するのは初めてではない。かねてより数年に一度、文化的、歴史的価値のあるものをモチーフに、職人たちの技術を駆使したアートのような万年筆を発表してきた。モンブランのファンにとっては、待望の新作のローンチなのである。
「買いたい」とは恐れ多くて言えないが、叶うなら実物を目にしてみたい……と思っていたら、未確定だが今年の5月頃に日本上陸するとのウワサが。
ただし世界に1本だけなので、その前に売約されてしまう可能性もあるとか。誰かの手に渡る前に、日本にやってくることを願うばかりだ。
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