英国ロックバンド「ザ・ジャム」のボーカルを経て、「ザ・スタイル・カウンシル」のフロントマンとして活躍したポール・ウェラー。

1980年代の日本では、フランス上流階級のお坊っちゃまファッション=BCBG(ベー・セー・ベー・ジェー)の象徴として崇められ、ファッションアイコンとして憧れの存在であり続けている。

現在は62歳となったポール。等身大の彼がどんなファッションを楽しんでいるかというと……#OOTD(今日のコーデ)はこれ!

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彼の定番であるポロシャツスタイルは、今も変わらずイケている。ボタンをすべて留めるポール流の着こなしも健在だ。

実はこのポロシャツ、英国のアンダーウェアメーカー「サンスペル」とともに手掛けたカプセルコレクションのアイテム。胸元には「Sun and Cloud」と呼ばれるサンスペルのアーカイブロゴが鎮座している。

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1930年代に使われていた「Sun and Cloud」ロゴ。

今回コレクションの制作にあたり、ポールはまずロング・イートンにあるサンスペルの工房を訪れ、Tシャツの作り方を見学した。

それから彼自ら筆をとってスケッチにデザインを描き、生地選びから一つひとつのアイテムを仕上げていったという。

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「テクニカルマック」4万5000円/サンスペル(サンスペル 表参道店 03-3406-7377)

そもそもイギリス人のポールがBCBGの象徴とされたのは、’84年発売のザ・スタイル・カウンシルのデビューアルバム『カフェ・ブリュ』が関係する。

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こちらがデビューアルバム『カフェ・ブリュ』のジャケット。

このアルバムのジャケットで披露したファッションが、あまりにBCBGっぽかったのだ。

そのときポールが着用していたのがステンカラーコートで、言うなればファッションアイコンとしての彼を語るうえで欠かせないアイテムである。

ポールはこのコレクションでもステンカラーコートを制作。サンスペルと手掛けたのはリサイクルポリエステルを採用したサステイナブルなコートだ。

1枚仕立てで軽く柔らかな風合いで、春のワードローブとして活躍するに違いない。

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「Q82 ヘンリー」1万3000円/サンスペル(サンスペル 表参道店 03-3406-7377)

ヘンリーネックのTシャツは、袖口にリブを付けてやや長めな半袖にデザイン。シンプルだがディテールにこだわっているので、1枚で着てもサマになる。

こちらもすべてのボタンを留めて、ポールのように上品に着こなしてみては?

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「Q82 コントラクトシャツ」1万1000円/サンスペル(サンスペル 表参道店 03-3406-7377)

このほかサンスペルがブランド初期に使っていたライルコットン素材を再現したTシャツのほか、スリムフィットのチノパンなどもラインナップする。

これらはサンスペルの各店舗と公式オンラインショップで入手可能だ。

いつの時代も憧れであり続けるポール・ウェラー。彼のファッションをお手本に、いつか来る60代も思いっきりファッションを楽しみたい。

 

[問い合わせ]
サンスペル 表参道店
03-3406-7377

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