華々しいオープンを遂げたエルメスの新拠点は、自由に旅へ出られない我々にとってユートピアのようだ。
これだけでも気分は高揚するが、未来を見据え、3つの旅のシチュエーション別に、冒険への衝動を掻き立てる魅惑的なアイテムを厳選。
まずはサーフトリップへ、いざ出発。
グッドウェーブと出会える魔法のビーチタオル

パッと広げた瞬間、海と砂浜による単調な光景が華やぐ。世界の見え方を変えるビーチタオルはポジティブな力に満ち、砂浜や木陰に広げて寝転がると、頭には上質な波ばかりが思い浮かぶ。待ち時間も気にならない。
そして“待てる”ことはグッドウェーブを掴む秘訣。良い波は風や潮など自然の要素が抜群のタイミングで絡み合うことでやって来る。このタオルとなら、いい波と出会えそうである。
軽やかなサーフトリップのために。荷物は少なく整えて

荷物は限りなく少なくする。取り出しやすく整理して収納する。これらはサーフトリップを快適にするキーワード。このひと工夫が軽快なフットワークを生み、良質な波を求めてポイントを移動する際にも素早くパッキングができる。
このネオプレン素材のレオパード柄ポーチは、ガジェットケースや小物入れに格好のアイテム。
靴よさらば。オン・ザ・ビーチではサンダルがドレスコード

波を求める旅では靴を脱ぎ捨てる。Tシャツやショーツとともに、旅先ではサンダルが正装。足元から解放的になりたいからであり、無論、サーフタイムの相棒はビーチサンダル。
海上がりのチルアウトにはエルメスの「イズミール」が適役だ。端正な顔つきが、小洒落たオープンテラスにしろ路地裏の屋台にしろ、場所を選ばずフィットするからだ。フットベッドに描かれたペガサスのように、未知なる旅先でも軽やかに歩を進ませてくれる。
グラフィカルなロングボードでフロウの瞬間を

アバンギャルドな「シュヴァル・ドゥ・フェット」柄を纏ったロングボードは、サーファーの気分を盛り上げ、波へのアプローチを自由にさせる。そうして気持ち良くサーフし、場の雰囲気にシンクロできると、ときにローカルから「今の良かったな」といった声がかかる。たとえ自宅から24時間以上を要して着いた場所だとしても。
予期せぬ交流もサーフィンの魅力。
エルメス表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-20
電話番号:03-6712-6612
営業:11:00~19:00 水曜定休
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 飯嶋恵太(mod’s hair)=ヘアメイク 小山内 隆=文