50代の素敵な着こなしをお届けする「オーシャンズ11 徹底解剖」。今回はその中でもお見それしました!と編集部員が唸ったお手本コーデを紹介。
今どきだけど“若作り”に見えない着こなしは、お洒落の年季がなせる業である。
第1弾 白Tスタイル編、第2弾 ブラックコーデ編も併せてチェック
個性的カラーリングが光る大人な色合わせ術
小倉 宏さん Age 53
もともとの優れた感覚か、長年のお洒落で培われたものか。いずれにしても小倉さんのカラーリングは、一見シックだが実はかなり個性的。
深いグリーンの半袖ニットに、わずかに茶味を感じさせる独特なグレーのショーツ。この色合わせは実に大人だ。そしてハットのナチュラルカラーとバッグのビビッドカラーという対比。スニーカーは無難なダークカラーではなく、眩しい白を持ってくる。
こういうカラーリングは正直雑誌でもそうそう提案できないもの。ちょっと悔しいほどである。

ハットの奥の小ぶりなメタルフレームのメガネが、知的な雰囲気だ。

パネライのルミノール。適度なボリューム感で半袖とのバランスも◎。

別日もパパラッチ班に捕まる!
この日はトップスをジャケット&白Tに変更。
ミリタリー&フィッシングのミックススタイル

長谷部 伸さん Age 54
ミリタリーとフィッシングがうまい具合にミックスした感じの、ジャケット&ショーツのセットアップ。それもかなり大きめのサイズをチョイスして、インパクトのあるコーディネイトに仕上げている。ちょこっとだけタックインした白Tのゆるい感じも見逃せない。
普通年を取れば自分のスタイルはだんだん固まってくるし、それなりに着こなしもまとまってくるもの。それが決して悪いわけではないが、長谷部さんはあえてそうしないのだと思う。
いくつになってもFUNな気持ちを忘れずに、ちゃんとファッションを遊んでいるところがすごいのだ。大人の理想型だと思う。

グレーヘアにサングラス、そしてヒゲ。これがイケてる新50代のコンセンサス。

いい意味でラフなトートが、コーディネイトをよりこなれた印象へと導く。

スポーツソックスにランニングシューズ。
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