反町隆史がバスフィッシングを楽しむ、ひいてはワールドレコードを狙うためのツールを紹介!

そこでポイントとなる反町のフィッシングライフに欠かせない5人のアングラーから、彼の道具愛、さらに釣り人としての魅力も伺った。

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俳優
反町隆史

1973年生まれ、埼玉県出身。
’94年に俳優デビュー。その後、ドラマや映画など数多くの作品に出演。現在、毎週水曜21時よりオンエア中のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season20」に冠城亘役で出演中。www.tv-asahi.co.jp/aibou/

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反町隆史のこだわりの道具たち

5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

「ギャンブラー」のバスボート
1995年製。なんだ旧式かと侮るなかれ。トップスピードを最優先に設計されている、バスボート界屈指のスピードスターなのだ。クラシックなアメ車を彷彿させる角ばった船体と、真っ赤なボディにちりばめられたラメがキラキラと陽光に反射し、存在感を強めている。

ちなみに、現在では小さな八角形のラメを使うことが多いが、’95年当時は大きな六角形が主流。「光の反射の仕方が全然違うんだよ」と、反町もご満悦。

 

5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

「デストロイヤー TS」のロッド
反町と伊東さん(後述)、ふたりの経験によって考案されたワールドレコードを釣り上げるための特別仕様ロッド。構想から10年以上経過し、いまだ実験段階という未知のテクノロジーを搭載した逸品。

いつ遭遇するやもしれないモンスター級のバスの口に確実にフックセットさせ、ランディングに持ち込むため、一部にはカジキマグロを釣るための強靭な特殊素材や先進技術を採用している。

性能保証ができないものは量産化できないため、あくまで反町と伊東さん、ふたりだけの理想を追求したロッドである。

一般で購入するには、完全オーダーメイドの受注生産のみ。

 

5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様
「ルミノール クロノ フライバック 反町隆史エディション」セラミックスケース、44mm幅、自動巻き。223万3000円/パネライ(オフィチーネ パネライ 0120-18-7110)

「パネライ」の腕時計
反町とパネライのコラボレーションウォッチで、モチーフになっているのは愛艇であるギャンブラー。防水性が高いだけでなく、軽量で強靭なセラミックスケースを採用しているため、フィッシングシーンにおいても心強い相棒となる。

 

5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

「タレックス」のサングラス
このレンズを通して反町は、幾度となく大物を釣り上げてきたという。眼鏡レンズ発祥の地、田島(大阪市生野区)で生まれたこちらは、世界で唯一の偏光レンズ専門のメーカーだけあり、その品質はピカイチ。独自開発した高性能雑光カットフィルターは、目に優しい。

反町はレンズの仕様が異なる複数のサングラスを所有しており、陽射しの強さに応じて使い分けているそう。


仲間が語る、反町隆史の釣り人としての魅力

5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

ジャッカル 代表取締役会長、創業者
加藤誠司さん

国内外のトーナメントに積極的に参加。数々の優勝経験を持ち、豊富な知見から唯一無二の本物のルアーを創出。世界中から高評価を得ている。日本釣用品工業会副会長。www.jackall.co.jp
5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

ハイテックボート ヴァイタルスピリット サービスマネージャー
太田垣達也さん

釣り好きだった父がバスボートを買った影響で、幼少の頃からそれを扱うヴァイタルスピリットで働くことを夢見て育った。
アルバイト時代から数えると勤続13年。反町とは16歳からの付き合い。www.hitechboats.jp
5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

キャッツボートクラブ 店長
松口哲也さん

ボートレンタルなど、琵琶湖でのバスフィッシングをサポートしているキャッツボートクラブの店長。先祖代々、滋賀県大津市の出身で、幼少期から琵琶湖の魅力に取り憑かれているそう。www.cats-boat.com
5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

メガバス グループ CEO
伊東由樹さん

実業家でありながらも、カリスマ釣り師として世界各国で活躍。テレビや雑誌など多くのメディアで注目を集めている。著書やDVDも多数。www.megabass.co.jp
5人の釣り仲間が語る反町隆史の魅力。アングラーとして持つ道具愛と生き様

三浦事務所 代表
三浦 修さん

月刊「Basser」、月刊「つり人」の編集長を経て、三浦事務所設立。ライフスタイルを中心とした執筆編集、広告製作などを手掛けてきた。バスフィッシング歴は46年。2008年よりコールマンジャパンのアドバイザーも務める。

 

まず加藤さんは、アングラーとしての反町の素質に太鼓判を押す。

「自然環境を計算したうえで魚の動きを読めることは大きいですね。そこに過去の経験、お金も時間も使い、自分のスタイルを貫いていますから。

あとすごいのは情報網。仲間が多いので有益な情報がたくさん入ってくる。そういう意味では反町さんの人柄が、自身の釣りの上達を加速させているのかもしれませんね(笑)」。

太田垣さんは、バスボートの運転技術がすごいと舌を巻く。

「ギャンブラーは細身で薄く、スピードが出る形をしているので運転が非常に難しい。これを乗りこなせるのは反町さんくらい(笑)」。

次に世界記録を釣るのは反町であると、仲間たちは明言する。昔から琵琶湖を管理する「湖族」を出自とし、琵琶湖を熟知する松口さんは印象深いエピソードを教えてくれた。

「去年の6月のことですが『この天気と潮回りは絶対にいいのが出るから行ってくる』って、反町さんはひとりで船を出したんです。ほかのアングラーは荒れ狂う湖を見て、撤退したにもかかわらず(笑)。

そうしたら本当に70cm、7kgの大物を釣ってきた。まさに有言実行、鳥肌が立ちました」。

伊東さんも反町の釣りに対する姿勢を称賛。

「とにかくフィッシングスタイルがブレない。厳しい状況下では小手先で釣果をまとめがちですが、一切妥協をせず最終的に大物を釣りあげる。これは本当にすごい」。

三浦さんは、今回のテーマである道具への考え方について尊敬しているそう。

「道具を選ぶ際、世間の評判や値段などに左右されず自身の釣りのスタイル、クオリティへの確固たるこだわり、審美眼で選んでいる。その結果としてボートであれば、ギャンブラーの一定期間にだけ製造されたものを選択した。

同じ遊びを志している者として、そういう確固たる信念に共感するし尊敬します」。

 

TAKAY=写真 池上 豪(NICOLASHKA)=ヘアメイク オオサワ系=取材・文

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