イベントではかんながけ体験の他、くぎを使わずに木材同士を固定する木組み体験や、寺や城を専門とする宮大工の道具が展示された。参加者に道具の使い方を説明した後藤史樹(ふみき)さん(64)は「道具は代々受け継いでいくもの。昔の道具ほど持ちが良い」と話した。
家族でかんながけを体験した那覇市の大城健太さん=城西小3年=は「最初は簡単に削れると思ったけど、やってみると難しかった」とはにかんだ。
宮大工の木組み技術の話を熱心に聞いていた女性は「機械が活躍する時代でも、手作業の技術を後世に残してほしい」と語った。