琉球コーヒーエナジー代表で、沖縄からスタートアップ(新興企業)の創出・育成を目指す「オキナワ・スタートアップ・プログラム(OSP)」にも認定された高木伸明さんが基調講演した。日本で初めてコーヒーを栽培した地が通説で知られる小笠原諸島ではなく沖縄だった事実を示し、「沖縄はコーヒーアイランドになれる」と強調した。
近年、コーヒー栽培が盛んになった台湾は、1999年の大地震を機に台湾政府がコーヒーへの転作を推奨したことが契機だったと紹介。国の支援が得られるよう、県がコーヒーを「果樹」や「工芸作物」に認定する必要性を説いた。
一方、生産者側は沖縄の土の種類や標高に適した品種の検証などが必要だと指摘し、官民連携の重要性を訴えた。生産者やカフェオーナーらも意見を交わした。