沖縄県石垣市の市街地の北側にある新川川の土手沿いに繁茂するネピアグラス(通称ペルー草)の葉の上で2日正午ごろ、イワサキクサゼミの姿が確認された。
 この日は曇り空だったが、昼過ぎに雲の切れ間から強い日差しが降り注ぐと、草むらのあちこちで「ジー」という独特な鳴き声が聞こえ、夏の到来を感じさせた。

 市街地近くでは、例年3月末には鳴き始める日本最小のセミだが、ここ数年は4月に入ってからと遅れ気味だ。
 体長約13~16ミリ。発見した気象観測技術者・岩崎卓爾が名前の由来で、日本最小のセミとして知られる。沖縄本島ではサトウキビの害虫とされている。(奥沢秀一通信員)

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