流出した恐れのある個人情報は、教諭の勤務校の児童約530人と2022~23年度の卒業生約180人の住所や電話番号など。市は同日、保護者に文書で通知し、不審な電話などに注意するよう呼びかけた。
市教委によると、教諭は20日、給食後に校内でネットを閲覧。画面上に急にスキャンを求める表示と音声が流れ、案内通りに操作すると遠隔操作ソフトがインストールされた。案内に従って電話した相手は外国人男性とみられ、言われた通りにキーを入力。不審に思い別の教諭を呼んで強制終了したが、約10分間は遠隔操作できる状態だった。
松本哲治市長と銘苅健教育長は27日の会見で、保護者らに陳謝し、指導の徹底など再発防止に務める考えを強調した。