沖縄県出身の平良さな(14)、比嘉さあら(13)、伊波れいり(15)、上間あみ(14)からなるダンス&ボーカルユニット「JUICYJUICY(ジューシージューシー)」が5月16日、デジタルシングル「Hey World What’s Up」でデビューした。沖縄の炊き込みご飯のジューシーが由来のグループ名には、個性が混ざり合って一つになることで、老若男女に愛されるグループになってほしいとの思いも込められている。

 4人は、「きゃりーぱみゅぱみゅ」や「新しい学校のリーダーズ」などが所属する芸能事務所「アソビシステム」の県内在住者限定オーディション(2021年)のファイナリスト。約3年半のダンスやボーカル、演技のレッスンを経て結成された。
 現在、県内の中学や高校に通いながら活動しており「同世代に共感を得られるような、等身大の姿を表現すること」がコンセプト。取材時に、迷いながらも自らの言葉でしっかり伝えようとする真剣な表情や、メンバーのコメントで笑い合ったり照れたりする姿が印象的だった。
 デビュー曲は、比嘉が「すごく朝にぴったりで元気が出る曲。聴いている人もパワーをもらえると感じてほしい」と話すように、4人の明るさやポジティブさがストレートに感じられる爽やかな楽曲になっている。
 上間は「自分の歌声は思っていたものとちょっと違ったので、歌い方を調整するのに時間がかかったけど、みんなに励まされながら自分の思う雰囲気をイメージして考えて歌うことができた」。平良は「オリジナル楽曲なので自分の色を声でどのように表現するか、すごく迷った」と初めてのレコーディングを思い返した。伊波は「この4人でしか作れないものを作ろうと思った。自分に合う曲になるように研究して、新しい自分が見つけられたような気がした」と喜びを語った。
 来年以降は全国へ活動を広げるプランもある。比嘉は「みんなで全国ツアーを回って、たくさんの人に知ってもらいたい」。
上間は「沖縄から日本、そして世界へ羽ばたき、ツアーやライブで世界中を回ってみたい」と希望を込めた。平良は「年齢や国、性別に関係なく、誰にでも愛されるようなグループになりたい」。伊波は「私自身、音楽に助けられた経験があるので、私たちの曲を聴いて少しでも誰かが幸せになれるような、寄り添える存在になりたい」と目標を掲げた。(フリーライター・たまきまさみ)
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