沖縄そばなどの沖縄料理やオリオンビール・泡盛、豊田市の特産品を使った料理の出店もあり、4千人が愛知で沖縄の一日を楽しんだ。
戦後80年の今年、「戦世から80年 伝いん 想てぃ」と題した企画展も、沖縄県平和祈念資料館や公文書館、沖縄県名古屋情報センターの協力を得て開催。沖縄戦を目で見て感じてほしいと、写真パネルや当時の砲弾を展示した。来場者は貴重な資料に見入っていた。
また、「平和の礎」をレプリカで再現し、全ての戦没者を悼み恒久平和を願う心を表現した。
気温37.7度まで上がる猛烈な暑さの中、エイサーの勇壮な舞や打ち鳴らす太鼓に大きな拍手が湧き起こった。
実行委員で展示や演出に携わった仲宗根昇さん(60)=沖縄市出身=は「戦争の話は両親や祖母から聞いていたが、本当の意味で沖縄戦を学んでいないことに気付いた。若い人に伝えることが大事。真剣に展示品を見てくれて、心からやって良かったと思った」と話した。