今帰仁村の羽地内海で昨年11月、停泊中の作業船が炎上した事案に、20代のフランス軍士官候補生の男性4人が火災に関わった可能性がある件で、フランス軍事省は5日、本紙の取材に、士官候補生らの関与の可能性を認めた。8月30日にフランスの検察当局へ通報したという。

 同省によると、防衛大学校神奈川県横須賀市)で国際研修に参加していた士官候補生らが関与した可能性がある。「事件発生当時は勤務時間外だった」と説明。関与が確認された場合、「厳正に対処する」としている。
 4人は研修後、観光目的で沖縄を訪れたとみられている。
 一方、林芳正官房長官は5日の記者会見で、日本政府としてフランス側に捜査協力などを求めているかを問われ「個別事案の捜査に関するお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えさせていただく」と述べた。
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