沖縄県議会は18日の9月定例会本会議で、宿泊税に関する条例案と補正予算案を全会一致で可決した。県は総務省との正式協議に入り、2026年度中の導入を目指す。

 宿泊税の独自導入を目指す県内5市町村も各議会に条例案を提出する方針で、可決後、県と共に総務大臣の同意を求め、3カ月以内に承諾される見通し。
 その後、観光業界や市町村と速やかに協議に入り、約1年間の周知期間を経て施行される予定。
 宿泊料の2%を徴収する「定率制」を採用し、1人1泊につき2千円を上限とする。税収は年77億8千万円と試算。独自導入する5市町村と県とは3対2の割合で配分し、その他の市町村には県から2分の1を交付金として振り分ける。
 課税免除は修学旅行や部活動などの教育活動のほか、スポーツ団体などが主催する大会に児童、生徒が出場するための宿泊を対象とする。離島住民の負担軽減策として、沖縄本島への通院にかかる宿泊費を補助する既存事業の拡充を予定している。
宿泊税条例案を可決 沖縄県議会が全会一致 「定率制」2% 県...の画像はこちら >>
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