来年秋の完成に向けて、首里城正殿を囲う素屋根の撤去が進んでいる。残暑が続く2日、世持橋(よもちばし)から、正殿の守り神とされる龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)や県内外からの寄付金で復元した鬼瓦が見えた。

 沖縄総合事務局によると、正殿の正面以外で素屋根の鉄骨の撤去をほぼ完了しているという。10月末には完全に取り払われ、正殿の全貌がお披露目となる。
 公園関係者は「解体は順調。この過程でしか見られない姿もあるので、ぜひ足を運んでほしい」と期待を膨らませた。
 2019年10月の焼失から約6年。正殿の再建工事では8月に外観を終え、内装に取りかかっている。完成へ、大詰めを迎える。(写真部・喜屋武綾菜、政経部・田中青葉)

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