豊見城市内の集合住宅で昨年4月、同居する内縁女性の顔面を包丁でたたきつけ殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた那覇市の無職の被告(25)の裁判員裁判初公判が20日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)であった。被告は「包丁で切りつけたのは間違いないが、殺したいという気持ちはなかった」と述べ、起訴内容を一部否認した。
弁護側は殺意は否認し「傷害罪にとどまる」と主張した。

(資料写真)那覇地方裁判所

 検察側の冒頭陳述などによると2024年4月30日、仕事を終え帰宅した被告は酒を飲み、同居の20代女性と口論になった。手に持った包丁で女性の顔面をたたきつけたとしている。
 女性は顔面骨折、右眼球破裂による後遺症で失明した。救急搬送時は出血性ショックで意識不明の状態だったという。
 21日の公判は被害女性の証人尋問がある。
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