沖縄県は1日、沖縄市で回収した鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ていたコガモについて、高病原性ウイルスについては陰性だったと発表した。国立環境研究所の遺伝子検査で確定した。
環境省が指定した野鳥監視重点区域は解除された。
 渡り鳥のコガモは11月20日、沖縄市桃原の路上で弱った状態で発見され、21日の遺伝子検査でA型インフルエンザウイルスの陽性反応を確認。感染力が高い高病原性鳥インフルエンザを引き起こす「H5亜型」は陰性で、その後の国立環境研究所の遺伝子検査で他の高病原性ウイルス「H7亜型」なども確認されなかったという。
 県自然保護課などによると、野鳥から高病原性ウイルスを検出した場合、野鳥を回収した翌日から28日間半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥を重点的に監視する。家禽(かきん)に広がった場合には、殺処分や卵の出荷制限などの対応が行われる。
鳥インフルエンザのコガモ、高病原性は「陰性」 野鳥監視重点区...の画像はこちら >>
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