沖縄県宮古島市は、宮古の歴史、民俗、自然、文化、スポーツなどあらゆるジャンルから出題する「宮古検定2025」を7日、市内で初開催した。市制20周年事業の一環。
小学生から80代まで43人が受検し、多良間村を含めた宮古圏域に関する知識を試した。
 同市教育委員会と市文化協会が共催。全て3択で50問、時間は40分。寒露の頃やってくる渡り鳥は(答え=サシバ)、日本で沖縄県が1位、県で宮古島が1位の生産量を誇る果物は(マンゴー)などの基本から、水がかかったとき宮古の人たちは一般的に何と言うか(アイジャ)、1990年頃に宮古の若者たちの間で流行したロカビリーの名は(宮ビリー)、59年のサラ台風以降に宮古で爆発的に普及したサトウキビの品種は(NCo310)など、島外の人には難問もあった。
 終了後は宮古郷土史研究会の森谷大介さんが解説を交えて答え合わせ。11月の沖縄マスターズ陸上で100メートルの世界記録を樹立した宮古島市の亀濱敏夫さんの年齢が100歳との答えに、驚きの声が上がった。
 自己採点で認定証などは設けなかった。50点満点で平均は34・8点、最高は47点だった。
 26点だった仲間聖恵さん(城辺小6年)は「分からなくて悔しかった」としながらも、人頭税廃止に尽力した現新潟県上越市板倉区出身の人物を問う問題には「旧城辺町と旧板倉町が姉妹都市だったから、自信を持って中村十作だと答えられた」と胸を張った。
 市文化協会のホームページに今回の問題と答えが掲載されている。
(宮古支局・當山学)
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