製作したロボットで競技に挑む参加生徒ら=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 九州地区の中学生がロボットの設計・製作を行い、競技形式でその技術を競う「第26回創造アイデアロボットコンテスト九州地区中学生大会(沖縄大会)」(主催・全九州中学校技術・家庭科教育研究協議会)が2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館で開催された。5部門45チーム約300人が参加。
大会全体としての最優秀賞「ロボコン大賞」に、うるま市立高江洲中学校のチーム 「ブルジュ アルファ」が輝いた。沖縄県勢として26年の大会の歴史で2度目となる快挙。同チームの新城大河さんは大会後、1月に派遣される東京での全国大会に向けて「九州大会のロボコン大賞の名に恥じないよう、優勝を狙っていきたい」と、勝って兜の緒を締めた。

最優秀賞「ロボコン大賞」に選ばれたうるま市立高江洲中学校 「ブルジュアルファ」のメンバー=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

■全国大会に九州18チーム うち沖縄から5組
 沖縄県勢の活躍が目立った大会でもあった。基礎部門ではうるま市立高江洲中学校の「SPEEDⅡ」が優勝、九州オリジナル部門では宜野湾市立嘉数中学校の「タコピー号」、応用部門では石垣市立大浜中学校の「ルミナス」、がそれぞれ準優勝。パフォーマンス部門では糸満市立三和中学校の「こめーZ」が準優勝相当の優秀賞に選出された。

九州各県からの参加者らでにぎわう会場=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 全国大会には、九州オリジナル部門を除く4部門から計18チームが派遣される。うち、沖縄県からは前述の「SPEEDⅡ」「ブルジュ アルファ」「こめーZ」に加えて、伊江村立伊江中学校「ガーディアンズ」豊見城市立豊崎中学校「TNT」の計5チームが派遣される。
 大会事務局として大会を支えた株式会社プラズマ代表取締役で、元中学校技術科教諭の飯塚悟さんは、今大会の沖縄県勢躍進の背景を「沖縄の技術科教師同士の絆と、互いに競い合う中で熟成させ磨き続けてきた教科指導力の成果が出た」と説明した。また、今大会には県内企業を中心に13社が協賛。民間からの協賛を募ったのは九州大会が始まってから26年間で初めてで、飯塚さんは「民間企業の皆さんが沖縄の子どもたちに全国レベルのチャレンジの機会を与えようと、温かな想いをつないでくれた」と感謝した。
 開会式で玉寄兼明運営委員長(糸満市立潮平中学校校長)は同大会について「ものづくりにおける挑戦の機会としつつ、同じ志を持つ生徒や指導者の交流の場ともなっている」とあいさつした。

■アイデアロボットコンテスト、通称ロボコンって!?
 今大会の部門別のルールは以下の通り。
■制御部門「Mission is“整地!2025” by プログラムカー」

制御部門の様子=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 制限時間90秒で、平面コート上に撒かれたペットボトルキャップ20個と、それより一回りほど大きな円状のスポンジ4個を、決められたスポットに入れて、その数を競う。制御基板を搭載し、自律して動くロボットを使用する。
■基礎部門「積み上げ達人」

基礎部門の様子=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 制限時間90秒で、自陣にある16個の円筒形スポンジを、3カ所のスポット上に積み上げていく。積み上げたスポンジや、使用できたスポットの数を競う。ロボットは有線リモコンで操縦する。
■応用部門「メッセージタワー2」

応用部門の様子=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 制限時間150秒で、コート中央のパレットにあるティッシュ箱ほどの大きさの段ボール箱を自陣にあるエリアに移動させて積み上げ、その高さを競う。ロボットは有線リモコンによる遠隔操縦。
■九州オリジナル部門「Mission is“整地!2025” by wired remote control」

九州オリジナル部門の様子=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 ロボコンに取り組んで4年未満の指導者の生徒が対象。制限時間60秒で、自陣にある円柱型とボール型を敵陣のコートへと送り入れ合う直接対戦型競技。ロボットは有線リモコンによる遠隔操縦。
■創意工夫のパフォーマンス部門

自作のマシンで大きなシャボン玉を出現させた東福岡自彊館中学校(福岡県)の生徒ら=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館

 競技型の上記4部門とはまた別で、各校の生徒がロボット設計・製作の技術を生かして生み出した実用型ロボットを紹介する「パフォーマンス部門」も開催された。
大賞に輝いた東福岡自彊館中学校(福岡県)のチーム「グリーンピース」は、巨大なシャボン玉を確実に作り出すマシンを実演、歓声を受けた。
 優秀賞の糸満市立三和中学校の「こめーZ」は、搭載カメラからのデータ分析で違法駐車を見つけ出す車型ロボット「みてるちゃん」を操縦してみせた。車型でありながら人型でもあるトリッキーなみてるちゃんの姿が大きなインパクトを残していた。

違法駐車を見つけ出す車型ロボット「みてるちゃん」を披露する糸満市立三和中学校の生徒ら=2025年12月13日、豊見城市立豊崎中学校体育館
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実はロボット強豪県・沖縄! 九州中学生ロボコンで躍進、その背景とは?
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