東南アジアや中国などに生息する水生昆虫「オオマダラゲンゴロウ」が昨年5月、沖縄県の本部半島で見つかっていたことが分かった。琉球大学博物館(風樹館)協力研究員の佐々木健志さんら研究チームが発見した。
国内での確認は約140年ぶり、県内では初確認だという。
 佐々木さんらは、昨年5、6月に本部半島のため池など2カ所の生息地から各20個体以上を採集した。模様から中国産の個体が台風などによって偶然飛来し、繁殖したとみられる。
 国内の記録は約140年前に熊本県で採集された1個体のみで、その後は確認されていなかった。
 同昆虫は「コハクゲンゴロウ」などの名称でペットとして販売されている。ただ、販売されている個体は模様からタイ産とみられ、本部半島の個体群は「自然分散の可能性が高い」という。また、亜熱帯気候に属する沖縄は同昆虫の生息に適しており、現在かなりの個体数が繁殖しているとみる。
 佐々木さんは「台風や季節風に乗って国外から生物が飛来し、繁殖して定着することはよくある。沖縄の生物層の形成にも影響を与えている」と話した。(社会部・西口優子)
中国から台風に乗って飛来? 水生昆虫オオマダラゲンゴロウ、沖...の画像はこちら >>
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