キュートな歌声と知性溢れる作品で日本でも人気の高い女性ジャズ・シンガー、ステイシー・ケント。2015年11月にリリースした『テンダリー』以来、2年振りとなる新作『アイ・ノウ・アイ・ドリーム』が10月25日にソニー・ミュージックより発売される。


今作では長年の夢であったオーケストラとの共演が実現。カルロス・ジョビンの「ダブル・レインボウ」「フォトグラフ」、セルジュ・ゲンスブールの「失われた恋」、ニノ・フェレールの「マデュレイラ通り」などの名曲を美しいストリングス・サウンドをバックにキュートな歌声で聴かせる。ハイライト・トラックのひとつが、2017年2月の来日公演でも披露した「バレット・トレイン(新幹線)」。2017年のノーベル文学賞に選ばれたカズオ・イシグロ氏が歌詞を手掛けた書下ろしの最新曲。「Tokyo to Nagoya, Nagoya to Berlin」がというフレーズや「shoulder」「closer」「future」「older」といった韻を踏んだ歌唱に聞き入っていると、時間があっという間に過ぎていくほど、素晴らしい作品に仕上がっている。また、前々作のアルバム・タイトル曲でもある「チェンジング・ライツ」をストリングス・ヴァージョンで再録。
この作品もカズオ・イシグロが歌詞を手掛ている。プロデュースは彼女の夫で人気UKサックス奏者のジム・トムリンソン。

ステイシー・ケントは「今日はきっと皆さんもこの素晴らしいニュースを耳にしたことでしょう。カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞しました!とても胸躍る話です!!!カズオ・イシグロとジム・トムリンソンは、2007年以来一緒に私に曲を書いてくれています。グラミー賞にノミネートされ、プラチナ・セールスを博したアルバム『市街電車で朝食を (Breakfast On The Morning Train)』の曲もそうです。二人は2008年、「アイス・ホテル」でインターナショナル・ソングライティング・コンペティションのジャズ部門「最優秀楽曲賞」を受賞しました。
『市街電車で朝食を』で私に曲を書いてくれた二人は、『ドリーマー・イン・コンサート~ライヴ・イン・パリ』でさらに2曲、『チェンジング・ライツ』でも(タイトル曲を含め)さらに4曲書いてくれました。そして私たちの新作『アイ・ノウ・アイ・ドリーム』では、トムリンソン/イシグロ・ソングがさらに2曲収録されます。「チェンジング・ライツ」と「バレット・トレイン(新幹線)」!!!!!!!とても興奮して、文章になりません。私はイシグロの大ファンでしたが、彼が私とジムのファンということでBBCラジオ4で「無人島に持って行きたい作品」として私たちの曲をかけてくれたことを知ったのはずっと後のことです。そのようにして私たちは出会い、友人になり、そこからトムリンソン/イシグロのソングライティング関係のすべてが始まりました。読んでくださって、そしてこのハッピーな、ハッピーなニュースを共有してくださってありがとうございます!!!」とコメントしている。


■『アイ・ノウ・アイ・ドリーム』iTunesプリオーダー
https://itunes.apple.com/jp/album/i-know-i-dream-the-orchestral-sessions-deluxe-version/id1285627485?app=itunes

アルバム『アイ・ノウ・アイ・ドリーム』

2017年10月25日発売

SICP-5617/¥2,400+税
<収録曲>
01.ダブル・レインボウ
02.フォトグラフ
03.失われた恋
04.バレット・トレイン(新幹線)
05.さよならを言うために
06.メイク・イット・アップ
07.時の流れに
08.アイ・ノウ・アイ・ドリーム
09.マデュレイラ通り
10.もう一度
11.ザッツ・オール
12.チェンジング・ライツ