ポケモンカードの大型大会「チャンピオンズリーグ2024 札幌」マスターリーグ決勝戦が4日、札幌ドームで開催され、クラサキアキラ選手vsササムラリュウショウ選手が対戦し、クラサキ選手が劇的な勝利で優勝した。

 決勝戦はクラサキ選手が「ミライドンex」、ササムラ選手が「サーナイトex」を軸にしたデッキを使用。

 クラサキ選手が先行で序盤、雷ポケモンを場に出せず、キーカード「エレキジェネレーター」を使用できないまま、同カードを渋々トラッシュする厳しい展開に。一方、ササムラ選手は丁寧なプレイで場面を整えていき、盤石な状態が続く流れとなった。

 バトルが動き出したのは、クラサキ選手の3ターン目。「テツノカイナex」でササムラ選手のサイドを2枚取り、ササムラ選手も「テツノカイナex」を倒してお互いのサイドは4-4と接戦。その後もお互い、サイドを取っては取られての展開となり、サイド2-2の状態で終盤を迎えた。

 終盤はササムラ選手の場面が整った状態もあり、クラサキ選手はこの1ターンで「テツノカイナex」を場に出して、「エレキジェネレーター」で雷エネルギーを2枚引き当てながら、「ボスの指令」「ダブルターボエネルギー」を揃えないと負ける展開に。

 まず、「エレキジェネレーター」で雷エネルギーを2枚引き当てると、会場は「おぉー!」と大興奮。そして、「ボスの指令」「ダブルターボエネルギー」が手札にないため、「かがやくゲッコウガ」の特性を使い山札から2枚引くと、「ボスの指令」「ダブルターボエネルギー」の2枚を引き当てる“神引き”が起こり、テツノカイナexのわざ「ごっつあんプリファイ」が使用可能となり、劇的な勝利で決勝戦が終わった。

 この様子はYouTubeでも生配信されており、「歴史的な決勝戦だった!」「こんな試合見れて、みんな幸せや」「諦めない大切さを知った」「主人公すぎるよ!」「鳥肌だわ!」などと驚きの声をあげていた。

 勝利者インタビューでは涙を流し、「ほぼ引けない確率だったと思うのですが、信じられないですね」と驚いていた。