「すごくいいシーンだった」という撮影を振り返った古川は「ぎゅって握ってくれた時に、私の指の関節がパキパキって。でも気持ちを込めて集中してらっしゃるから言えなかったけど『痛!』って一瞬思いました(笑)」と苦笑交じりに明かした。
京本いわく、古川が取材含めてこのエピソードを話すのは「3、4回」だそうで「熱量が落ちないから本当に痛かったんだなって。本当に申し訳ないです」と謝罪。一方で「握力が強いというより、ひとつのことにしか集中できないんです。今どれくらい力が入っていて、どれくらい痛いか頭がまわらなくなってしまう。
京本が「本当に生きててよかったです。カットかかるの遅かったら大変なことになってかも」と冗談めかすと古川も「粉々だったかも」と乗っかって、笑いを誘っていた。
今作は台湾で大ヒットした映画が原案。伝統ある音楽大学を舞台に、淡く切ない恋の物語を描くイノセント・ラブストーリー。京本は過去の出来事から思うようにピアノが弾けなくなってしまった音大生・湊人(みなと)を、古川は明るく魅力的でありながら、ある“秘密”を抱えたどこか謎めいた雰囲気のあるヒロイン・雪乃(ゆきの)を演じる。
イベントにはこのほか、横田真悠、尾美としのり、河合勇人監督が参加した。