長野智子『Mr.サンデー』での発言を反省　フジ問題で持論→共演者から指摘相次ぎ「言葉が足りませんでした」

フリーアナウンサーの長野智子氏が7日、自身のXを更新。6日放送のフジテレビ系『Mr.サンデー』において、フジテレビ問題を議論する中で、自身が発したコメントについて反省と真意を伝えた。 長野氏は「昨日のＭＲサンデーでの私の発言について、私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています。ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。被害者Aさんもその一人で、むしろ、仕事に真摯であるからこそ、編成幹部Ｂ氏の繋いだ業務の延長線上という特殊事案において、「中居氏を怒らせてはいけない」という思いで行動し、結果的に事件に巻き込まれてしまいました。悪いのは言うまでもなく、加害者です」と記した。 続けて「一方で、第三者委員会の報告書において、「アナウンサーが脆弱な立場にあったのではないか」という指摘があり、その印象が伝わることで、今も多くの女性アナウンサーに対して「上納されただろう」など中傷が浴びせられて、苦しい思いをしていることを聞いていました。私はそれは違うということを伝えたかったのですが、言葉が足りませんでした。中野円佳さんからの指摘を受けたとき、うまく伝えられなかったと思ったのですが、時間がなく言い直すことができませんでした。これが本意だったのですが、もちろんそう聞こえなかったという方はいると思うし、不快な思いをされた方にお詫びします。申し訳ありませんでした」と伝えた。 『Mr.サンデー』では、宮根誠司氏から「大物のタレントからの誘いは断りにくい？」と向けられ、長野氏が「私、嫌だったら行かないと思うんですけど。この問題点って、女性アナウンサーもいろいろいるわけで、私みたいなのもいるわけですよね。会社の中で、今回いろんな社員の話を聞くと、よい仕事をするよりも、有名人とか政治家とか、そういう方と太いパイプを持っている方が評価される空気があったと、けっこう多くの社員から聞いて。そういうことを殊更気にする人は、断りにくいと思ったのかもしれません」と口にした。 こうした議論の流れにストップをかけるように、石戸論氏が「今回の問題っていうのは、そもそも業務で知り合った大物タレントから、フジテレビのアナウンサーが声をかけられたっていう時に、単純にいって断れますかっていう話になってくると思うんですよ。やっぱり、後から考えれば、こういう誘いが出た時に、相談できるような態勢が整っていたらよかったねとか、いろんなことは言えます。でも、当時はなかったわけで、考えてみたら、そこで断る時に、なんか仕事に悪影響が出るだろうと考えるのは当然で。自分たちの仕事を真面目に考えれば考えるほど、そういう風に考えてしまうっていうのがあったんじゃないのっていう話で。『なぜ、自宅に行ったの？』っていう問い自体が、被害を受けた側にも落ち度があったんじゃないのっていう話にスライドしていくので、あんまり適切な問いの立て方だと思わないです。きちんと、なぜ断れなかったのかっていう方に考えていった方がいい」と呼びかけた。 また、別の流れでは、宮根氏が「（同番組を）15年やらせていただいて、特番もたくさんやらせていただいて、フジテレビのアナウンサーのみなさんとも仕事をさせていただいたんですけど。みなさん、アナウンサーとしてのプライドを持ってらっしゃるし、下準備とか、アナウンスメントを日々鍛錬していこうっていう姿勢にリスペクトしているんです。今回、Aさんっていうのは大変な目に遭われましたけど、アナウンス部の人たち全部が接待要員とか、上納されるとかっていうのは、視聴者のみなさん、ぜひここは違うんだって思っていただきたくて。みんな、プロフェッショナルとして頑張っていらっしゃる」と持論を展開。 宮根氏から向けられた長野氏は「本当にそう思います。報告書を見て、世論の感じを見ていると、アナウンサー全員が脆弱で、仕方なく上納みたいになっていますけど、ほとんどの人たちは真面目に、真摯に、そういうことに毅然としてやっているわけですよね」とコメント。この流れを踏まえて、中野円佳氏が「ちょっと今の言い方は、そういうつもりじゃなかったかもしれないですけど、Aさんが断れなかったことを責めるようなことは絶対やめた方がいい」と指摘した。 これを受け、宮根氏は「Aさんという方は大変な目に遭われましたけど、アナウンサーの方たちがすべて、アナウンスメントの技術とかよりも、タレントさんと仲良くなることを第一に考えて、フジテレビに入って…っていうことじゃなくて、みなさん誠実に仕事をしてらっしゃいますよ。たまたま、Aさんっていうのは追い込まれたんですよっていうことを言いたいんです」と自身の意図を伝えていた。