会見にはほかに、俳優の板谷由夏と脚本・演出の新井友香氏が参加した。
朗読劇の経験豊富な津田は、アドバイスを求められると、自身の過去の失敗を告白。「劇場の風が強すぎて、台本のページがパラパラパラパラって。なにも起きてませんみたいな顔して」とページを急いで戻すジェスチャーをして再現してみせた。「ゾッとするでしょ。せりふは飛ばないけど、ページが飛ぶことがあるので気をつけてください」と重低音を響かせ忠告したが、堪えきれぬ笑いをこぼしていた。
本作は、2023年4月に足立紳氏の小説『したいとか、したくないとかの話じゃない』(双葉文庫)を原作に、足立氏と新井氏の共同脚本によって朗読劇化。映像プロダクション・AOI Pro.ならではの映像を多用した演出や、「セックスレス」をきっかけに夫婦のあり方、子育てのあり方を模索するストーリーが多くの観客の心を掴んだ。
この度、妻・大山恭子役に板谷、夫・大山孝志役に津田を迎えて再演が決定した。若かりし夫婦を描いた劇中映像は、初演時の映像を使用。映像キャストは、早川聖来、ゆうたろうが務める。
公演は、23日~25日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて上演される。